私の通っていた就労継続支援A型事業所では精神障害の方をはじめ発達障害の方、知的障害の方や身体障害の方など、実に様々な方達が働いていました。同じ障害を持つ人でもそれぞれの抱える障害面の特性や重さも違い、複数のグループに分かれて本人に向いている簡単な作業を一日5時間程度行っていました。
(DVDケースの清掃やDVDジャケットのシール貼り、パソコンを使った簡単な作業や簡単な箱の組み立て、パッチワークや手作り品の製作、施設外就労といってアパート外周りの清掃や公共施設の清掃、一般就労への復帰を本格的に目指す方は就労支援事業所に在籍しながら工場や会社に派遣のような形で出向いている方もいました。)
自力での生活が本当に困難な方も実際にいてその方々は事業所のグループホームを利用し、夕食や朝食等はスタッフが作ってグループホームから毎日送迎され通われていました。金銭面の管理が難しい方は支援病院や公的機関を通し後継人をつける等しながら生活面の管理をされている方もいました。
私の住む場所では自立支援受給者証もしくは各種手帳(精神障害者保健福祉手帳や療育手帳、身体障害者手帳等)のいずれかを提出すれば入所が可能でした。ただ一般の会社と違い、最低賃金での仕事なのでその賃金から更に支援事業所の利用料が引かれて、主に施設外就労で働いていた私はだいたい月約5万円弱程の手取りでした。その手取りと、受け取れる給付金で切り詰めて生活している方が殆どでした。
自力での生活が困難であればそういった施設を利用するのも有りだと思いますが、住む地域や作業所によって賃金の違いや事業所の体制(グループホームの有無など)も全然違います。
私の住む地域には複数の事業所があり、入所希望者は大抵いくつかの事業所を複数見て回り決めていました。
私は約三年ほど事業所で過ごし、現在は簡単なお仕事ですが一般へ復帰しております。
参考になるかは分かりませんが、このような作業所も有るという形で書かせて頂きました。一人で悩み抱え込むことは、精神的にも重く不安な状況が長く続くかと思われます。
まずは市の公的機関や病院等に具体的にどういった支援が受けられるか、また貴方の今の現状を相談しそういった支援が受けられる場所が無いか相談するなど、問い合わせてみてはいかがでしょう。
このような簡単な形になってしまいましたが、相談者様が今後良い方向へと向かわれるよう応援しております。