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神がいたからオフ同人が楽しかったオタクの話

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オフ同人の話。フェイクあり。
自分の思い出整理のため、無駄に長いです。本当に無駄な文章いっぱいあります。

初めて前ジャンルで同人誌を買ったのが18年の年明け。新参の自分は自カプ本を全買いした。普段なら組版も文体も気に入らなければ買わない小説すら見本を読むこともなく買った。そのくらい熱があって、どんな本でも欲しかった。
帰宅して戦利品を読み始める。すぐ読める漫画を読み終え、小説は「当たりっぽい」人のものから読み始めた。

「当たりっぽい」というのはただの同人女としての勘だったのだが、その勘は正しかった。

本としての体も好みのドストライク、ネタも解釈もあまりに深すぎた。解釈に関しては一致…というより、自分の持っている解釈を煮込んで行き着く先の理想形ぐらい、自分にとって完璧なものだった。
その人の本は既刊含めて2冊購入したが、その中の話の全てに納得させられ完璧な解釈を見せつけられた。その上文章がめちゃくちゃに上手かった。何食って何飲んでどんな生活したらそんな文章書けるんだよくらい上手かった。手に取った2冊で完全に神の虜にされたのである。
余談だが後回しにしていた小説のほとんどは最後まで読めなかった。ごめん。

鍵ジャンルだったのでツイッターはやってなかったが、奥付に神のツイ垢が記載されていたのですぐに作って申請した。承認と同時に(ジャンル柄)フォロバも頂いた。
ログを追うと神は3年ほど前からオフ活動をされているようで、赤豚の併催オンリーがあれば東京でも大阪でもほぼ全参加の人だった。

そしてオフイベントと同人誌をこれ以上なく愛している人だった。

イベント前後のツイがあまりに楽しそうで、神が純粋に楽しんでいるのが伝わってきて自分もそれを読んでいるだけで楽しかった。
それを見ているうちに触発された。
神と同じ景色を見てみたいと思ってしまったのだ。
自分が同人誌を作ろうと思ったきっかけというのはそんな不純なものだった。サークル側から神の見ている世界を見てみたかった。

幸い自分はブランクこそあるものの、今まで通ってきたジャンルのほとんどでオンで作品を作っていた。本という形にすることができれば作品が作れないということはない。
それからひそかに原稿を始め、神が出るイベントを待った。できれば神と同じイベントに出たかったからだ。

細々と初めての原稿と格闘する中、神がイベントの参加表明をした。18年の春のことだった。
自分は神のツイートを見てすぐに申し込み、数日置いてから参加する旨のツイートをした。神からのいいねがついていたが、妄想を呟いたりはするもののロムなので義理だろうと思った。でも嬉しかった。

そして初めてのサークル参加、開場から30分くらいして神含むご本を買い漁りスペースで座っていた。とにかく緊張していたことを覚えている。
一般の方から差し入れを頂き、もしかして自分をご存じなのかと聞いてみたら「ABのサークルの方に差し上げているんです、すみません…」と気まずそうに謝られたのは一生忘れない。差し入れって応援してる人とか交流ある人に渡すものだと思い込んでいたので、一瞬舞い上がってしまって本当に恥ずかしかった。
しかしその恥ずかしさを吹っ飛ばす出来事が起きた。神が自分の本を手に取ってくれたのである。後に「自カプの本を作ってくれてありがとうの気持ちで全サークル買う」との話を聞くことになるが、とにかく「1冊ください」「ありがとうございます」と神の口から聞けたのが嬉しかった。

最初のイベントで持ち込み分完売したこともあり、また神と定型文でも言葉を交わすことができた喜びもあり、気付けばオフイベントに参加するようになっていた。意図的に神とタイミングを合わせたりはしていたが、自分自身本を作る楽しさに目覚めていたのもある。
2回目か3回目のイベント参加で、ついに神に直接前回の新刊の感想を伝えた。自分はコミュ力が死んでいるし語彙力も拙いが、直に話しているおかげか熱量は伝わったようで、神は落ち着きながらも楽しそうに裏話などを教えてくれた。
部数も小説ではおそらく最大手くらい出ているし本についても何もかもが神な方だが、恐れ多さからかサークル前にフォロワーが話しに来ることなどはほとんどなく、神は1時間くらいお話ししてくださった。余談だが神は容姿もかわいらしく清潔感もあって、落ち着いた雰囲気で言葉選びも上手で配慮も素敵で、人間としても崇拝したいくらい神だった。神は中身まで神だった。

それから1年半ほどそのジャンルで活動した。その最中神の出るイベントはすべて参加したし、毎回神に直接感想を伝えて1~2時間くらい構って頂いた。売り子さんが気を遣って「買い物行くので良かったら主の隣座ってください」と言ってくださり、本当に真横でお話したこともある。
今となってはこいつストーカーみたいでキモいなと思うし、神は息つく間もなかったんじゃないかなと土下座したい気持ちもある。本当のところはわからないけれど、自分は毎回とても楽しかった。神に感想を伝えるのもそこから派生するお話を聞くのも全部好きだった。神から自分の本の感想を頂いたことは一度もなくても、それでも楽しかった。

約1年半で終わったのは、お互いにジャンル移動してしまったからだ。台風で中止になった19年のスパーク。あれがきっかけだったんじゃないかと思う。神も自分も少しずつジャンルから離れ、年が明けるころにはジャンルの呟きが減っていた。

そして4年ほど経った現在、別ジャンルでイベント参加しようかと思っている。コロナによって減っていた人たちが戻ってきたという話もあるし、自分が本を出したいと思えるほどのカプに出会ったからだ。
しかしそのジャンルは20年以上続く長寿ジャンルで、ツイでの勢いこそあるものの交流がなければ厳しいジャンルだ。前述のとおり自分はコミュ力がゴミ(その上自我を出すと失敗する)なので、交流は一切考えていない。ただ淡々と支部に壁打ちスタイルを考えている。
それでも自分はイベントが好きだから、オフでひっそりサークルを構えて参加しようと思っていた。
(現ジャンルはオールジャンルだと東京も大阪も0サークルがデフォ、併催オンリーがあるとどこから出てきた?ってくらい集まるジャンル。)
が、ふと気付いた。

自分がイベントをあんなに楽しめたのは、参加すると毎回神が構ってくれたからではないだろうか?
持って行った本が昼過ぎにはたいてい完売するくらいにはちゃんと売れていたからじゃないだろうか?
次に参加しようとしているイベントは、神はいない。頒布数0冊かもしれない。
自分はそのイベントを今までのように楽しむことができるのか?

そう考えるとわからなくなってしまった。
同人誌を作ることは好きだ。4年の間に自分用に同人誌を3冊作ったくらいだし、そこは自信を持って言える。
神のいない、頒布数0のイベントは楽しいのか?―これはわからない。実際参加してみたら案外楽しいじゃーん!って言ってるかもしれないし、やっぱり神のおかげで自分のオフ同人は充実していたんだって思い知るかもしれない。

着地点を考えずに書き始めたので、強引に。
神、同人誌を作る楽しさとイベントの楽しさを教えてくれてありがとう。
あなたがいなくてもイベントを楽しめたらいいなと思います。
ジャンル移動してもずっと好きです。あなた以上に好きな字書きは今もいません。
できればどこかのジャンルで同人誌とイベントをめいっぱい楽しんでいてください。きっと自分と同じように救われる人がいます。
ありがとう。
名前のない小瓶
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病み小瓶についてと、彼氏の事 何もできない自分が嫌い。〇〇やりたいって思っても、やりたいって思ってるはずなのにできない。やる気はあるはずなのに、それを実行できない。何でか分からない。 希望のない人生 前向きになりかけていた矢先だからこそ、しんどい。 今のパートナーに救われた話。 考えないふり、見ないふり、聞かないふり、どれをしても現実の怪獣が私の前にやってくる これが私なりの生き方 誰かに望んでほしいと思ってしまう…もう嫌だ。 人と接するのが怖い。中高一貫校に通っていたが不登校になってしまい何とか行くもクラスメイトに「休んでたけれど大丈夫だった?」と話しかけられるのが辛くて高校を中退してしまいました どうしようもない不安感が襲って来て、それが消えてくれないです。 お返事見返してフォロワー見返して、居なくなってしまった子たちのことを思い出す。 新学期って、大変ですよね… 妹よ、私の目の前からいなくなれ 辛いね。無能だとわかる度に死にたくなる。なにか特技の一つや二つあれば良かったのに 苦しくて、辛くて、死にたくて、でも死ぬ勇気も何も無いから死ねなくて、自分の存在なんか最初からなかったことになればいいのにと思うけどそんなこと叶うはずもなくて

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