わたしの親はほんとに何も悪くないのだけど、わたしのことはちょっとしかわかってないと思う
知らないでしょう?電子図書の履歴に不登校関連の本があるのがストレスでたまらないことなんて
出かけた先で毎回学校の話をされると周りの誰かが聞いているんじゃないかって神経すり減らしていることなんて
あなたは反抗期がないとか言うけれど、本当は全部我慢して我慢して我慢して反抗したところで何も無いって諦めているだけだってことなんて
本音を話したとて最終的に「被害妄想でしょ?」が待っているんだって気が付けばなんでもない、大丈夫!が口をついて出ていることなんて
知らないよね、わからないよね
いいんだよ別に、わたしたちは血が繋がってるだけで、ただの他人に等しいんだから
わたしもあなたたちの考えてること何にもわからないし、お互い様なんだよね
親の心子知らずなんてよく言うもんだよ
子の心は全部理解してるみたいな言い分で腹が立つ
わたしはさ、そんな他人でも慮ることはできると思ってたんだよね
でもそんなことは無かったのかな
ねえ、不登校の子を持つ親の為の本には、目につくところに本書を置かないでくださいねとか書いてなかったのかな
著者の皆様方でもそれが子供のストレスに繋がるってわからなかったのかな
それならあなたたちがわからなかったのも仕方がないのかな
きっとあなたたちは悪くない
些細なことで勝手に傷付いて、将来を見い出せない自分に失望して、誰の記憶からも消えてしまいたいって毎日同じことを考えて勝手に病んでひねくれて拗らせて勝手に絶望して、親のことも、友達のことも、自分のことさえも何もわからない、わたしが全部悪いから