死にたいのはいつもの事。
それを当たり前な事だと思いながら生きてきた。
そして死ねないのも当たり前。
疲れているのも当たり前。
酷く疲れていて眠れないのが当たり前で薬なしでは眠れなかった。
感情をコントロールして生きてきた。
楽しいのを一瞬で止められた。
嬉しいのを一瞬で止められた。
怒るのを一瞬で止められた。
悲しいのを一瞬で止められた。
でも、今はそれが難しい。
苦しいのは過去を思い出すから。
悲しいのは未来を思い描くから。
何も考えずに、今やらなければならないことをやる。
「恐怖」という言葉に支配された思考を止める為の手段はそれしかなかった。
ひたすら襲ってくる「恐怖」と「不安」に、私はヌイグルミを抱きながら耐えるしかないのだ。