常識なんて植え付けられたくない。
普通なんて語られたくない。
嘘ばっかり語る人間は、欲望に忠実だ。
上手く事実を語り傷つくアホ。
下手に非現実を語り傷つけられるバカ。
何をしても人は傷つく、もろい生き物。
儚いだなんて聞こえのいい言葉を着飾る。
正義をふりかざすただの悪魔たち。
人は結局同じところを目指すんだ。
未来を語り、いつかを信じ。
幸せを願うだけ。
そこに愛を求めるだけ。
幸せになりたい。
そう唱えるならば、お前は何をしたのかと。
俺はただ、それだけ尋ねる。
努力はしたか?
準備は万端か?
ほんとにお前は幸せか?
お前はお前を愛せたか?
悲鳴をあげて、苦悶に声出し。
うるさいと叩かれて、応えろと怒鳴られた。
出来損ないと閉じ込められる。
そんな現状を。
ああ、お前はお前を愛せたか?
不幸と唱えて、不幸を語って。
不幸を思い出し、不幸に浸る。
お前は今幸せか?
いつか、死ぬ時に死ねばいい。
その時に幸せであってもなくても。
死ぬ時にはゼロになる。
だからそう、ただ。
何をやっても意味は無い。
そう、思うのになぁ。
どうして自分から幸せというチャンスを捨てたがるんだろう。
ああムカつく。
見返してやりたい。
欲しいものを手に入れたい。
それだけの力をつけたい。
幸せになりたい。
あぁ俺は、どうしようもなく人でしかない。