小説「大切なもの」＃8残り6日

茜視点
7月1日。家に帰ってきて、教科書やノートや問題集を開く。
茜「ふう…。やるか…」
期末テスト前にどうせ死ぬのだからいいんだけど、勉強しとかないと先生に怒られるから仕方なくテス勉をする。…とは言いつつも、
瑠「ねーねー兄ちゃん！霞がゲーム機貸してくんない！」
霞「普段、瑠璃のがいっぱい遊んでるんだからいいじゃん！」
瑠「よくない！」
こうやって喧嘩が始まって、勉強なんかできるわけない。だからこれまでのテスト、全部点数が悪い。
維「瑠璃！霞！茜兄ちゃんは忙しいんだ！こんなことで喧嘩するなよ！」
瑠・霞「こんなことって何！」
雪「にいに〜！ゆきな、おおきいおといや！」
はあ、まったく今日も騒がしい…。
茜「わかったよ、せっかくならマイクラとかやれば？二人で家作るとか言ってなかった？」
瑠「もうあれ飽きちゃった！別のゲームやりたい！」
霞「茜兄、買って！」
維「そんなの買えるお金がないんだ！茜兄ちゃんも大変なんだよ…」
その維斗の声を聞いて胸が痛い。僕は弟に「大変」と思わせている、と考え、苦しくなる。
そして、碧海と萌希と死ぬことは、この子達を捨てていくことは、果たして本当に正しいのか不安になる。でも、萌希はああ言ってくれた。『それは茜が背負う責任じゃない!叔父さんに世話頼むから、したいようにしなよ!』
僕は、自由なんだ。

夜。雪菜を寝かしつけ、瑠璃と霞とおやすみをして、維斗がお皿を洗ってから自室に行ったときの時刻は11時を回っていた。
維斗には申し訳ないことさせてるなあ…。そんなことを思いながらグループLINEに今日の一曲を打つ。
今日の一曲：心做し/蝶々P

残り6日。

なっぱ

205098通目の宛名のないメール

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お返事が届いています

なっぱ

（小瓶主）

彩紗さんへ
お返事ありがとうございます！
すごいいっぱい感想書いてくださって嬉しいです！

僕的にも、維斗に愛着が出てきています…。
自分で作っておきながら、「このお話の作者はなんて残虐なんだ！」ってなってますw

次回は萌希視点となりますので、楽しみにしてくださると幸いです！

なっぱ

（小瓶主）

かれんへ
お返事ありがとう！
かれんはもう十分、僕の大切なものだよ！

彩紗

茜視点だと、切なさが増す…。

維斗は、茜と下の兄弟３人の間で、常に気を配ってるね。
茜の大変さを理解してるからだと思うけど、そんな維斗も大変なんだよね(ノ_＜。)

茜を助けるための維斗の言葉が、茜を苦しくさせる…
苦しくなる茜は、やっぱりいいお兄さんだと思ったよ

茜と維斗が苦労する事じゃないのに

萌希が言うように、茜が背負う責任じゃないし、茜は自由だと思う
でも茜が居なくなったら、一番悲しむのは維斗じゃない…？
しかも維斗は、自分を責めそうな気がする

残り６日…。
維斗のためにも生きて‼️茜🥺

なっぱあぁ－(;´Д⊂)
出来るなら幸せにしてあげて
碧海、茜、萌希のためだけじゃなくて、維斗のために！

泣く、ほんとに

なっぱ、茜視点、書いてくれて本当にありがとう
読めて嬉しいよ✨
この先どうなっていくのか分からないけど、楽しみにしてるね‼️

ラストまでガッツリ読む‼️
もう目が離せない( ；∀；)

華麗

にぃの大切なものになれたらいいな！
なんちゃって〜( ´ ▽ ` )ｴﾍﾍ

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