手始めに僕は自分で自分を殴りつけた。
自分自身を肯定できた理由は胸の傷を大きくえぐった。
血は溢れるのに何故か痛みは感じなかった。
なのに涙が溢れてきた。
目は腫れてしまった。
そして僕は自分自身に嘘をついた。
取り返しが付かない嘘。
自分の逃げ道を自分で壊した。
だから僕は覚悟を決める。
破滅の道を歩いていく覚悟。
目をつぶって僕は僕を諦めた。
握り締めた両手首の傷に僕は誓った。
自滅ボタンは自分で押したよ。
いい子の仮面被ったもう一人が余計な事言うから。
さぁ。僕は歩き始めよう。
破滅への道。終わりへの道を。
はっぱ
もう頼らないって決めたから。