長文と表現が不適切な所があります。
単なるつぶやきです。
その日は釣りに行く事にした。
釣り竿を担いで歩いていると、道端に捨ててある箱から
猫の鳴き声が聞こえた。
箱を開けると、生まれて数ヶ月位の子猫が入っていた。
良く見ると、片目は真っ黒と言うか、眼球が無い。
もう片方は目ヤニで黄色く固まっていた。
きっと両目が見えない。
両目が駄目だから捨てられたのか、捨てられた後に何かしらあって、両目が駄目になったのか?
そいつを抱え海に来た、途中のコンビニで鯖缶とチーズかまぼこを買って。
何も釣れずに昼になったので、子猫に餌を与えた。
凄い勢いで食べた後、子猫の様子が変だ。
下痢の後、自分の体より長いサナダ虫を数匹出した。
内臓が食い荒らされいるかもと思い。
タクシーに乗り込み、動物病院へ行った。
「駄目かも知れないよ、拾った猫にお金を掛けるなら、保健所へ持って行ったら。」と医師に言われた。
「駄目でも良い、お腹の虫を出してやって下さい。」
「入院が必要だよ、貴方は地元住民じゃないから手付金を入れて下さい。」
十万円を払った。
四日後、退院したが、更に七万円支払った。
「余り長くは生きられないよ。」
長い旅行中だ、彼をお供にしよう、明日は死ぬかも知れない、それは俺も同じだ。
「寿司か、ステーキか、何でも食わせてやるぞ。」
海鮮丼を二人で食べた。
二日後の朝、彼は両手足を伸ばした状態で硬くなっていた。
「ご苦労様、君は良く頑張りました。」涙が止まらなかった。
猫の相棒へ、一瞬の間だけど有り難う御座いました。
心から感謝します。