みんなの中にいる、孤独。
疎外されているというのか、
ハブられているというのか、
距離を置かれているというのか、
とにかく、そういう状況。
ただ、それだけなら我慢できる。
というか、ずっと我慢してきた。
我慢は得意なんだ。
嫌われている訳じゃない。
みんなで指示もなく集まる際、
群れる集団の中に
私は入れないってだけのこと。
…好きな人ができたのです。
一気に変わってしまった。
みんなの目は気にしないように出来ても、
好きな人の目を気にしてしまう。
一匹狼の私を、見られたくない。
嫌われていると思うだろうな。
実際嫌われてるのかもしれないけど。
関わりたくないと思うのかも。
ハブられてるような人と
仲良いって思われたくないよね。
せっかく2人でデートに行けるようになったのに。
もっと仲良くなりたいのに。
一匹狼の私は、自信がない。
社交的で群れられる人たちが羨ましくて。
一言、辛い。
一目会いたいと思う反面、
同じ空間にいたくないと思う。
近づけば近づくほどに
気づかれてしまいそうで、怖い。
一匹狼が孤独だということに、
気付いてしまった。
我慢できていたことが、
辛いと思うようになった。
人の集まるところに、やっぱり人は集まる。
一匹狼の私のところには、
きっと誰も来ない。好きな人も、きっと。
寂しいな。
どうしようもなく。
今日ね、一匹狼の私のことを、
はじめて可哀想だと思ったんだ。