母親に父親を否定され続けてきた。私は辛く思っていた。
父は大企業に勤めていて収入もかなり多い。日本上位数パーセントレベル。
母は父と大学生の頃に出会い、結婚して、仕事を辞めて専業主婦になった。
結婚3年目に私は生まれた。
ここからは全て母の話。
結婚前は色々気遣えるいい人だったそう。ただ、結婚してからは亭主関白のようなところが出てきたらしい。
出産時は、家でぐだぐだ(多分ゲームをしていたのだろう)して間に合わなかった。
私が幼稚園児の時、母が足を骨折した。母は休日に買い物に行くため「車を運転して欲しい」と頼んだが、父は笑って断った。父は遊びに出かけた。母は仕方がなく、電車で買い物に出かけた。
母方の祖父(母の実父)が亡くなった時、父は葬儀中うたた寝をしていた。
父はあまり父の実家に帰りたがらない。義実家を気遣って母がたまには帰ったらと言ったら怒鳴って否定された。
父は嘘つきの常習犯で、仕事と称して休みを取り遊びに出かけていた。後々発覚し指摘したら、その程度いいじゃないかと言われた。
などなど。
ここには書けないが、酷いと思うエピソードは他にもある。
母は事あるごとに私にそれを言う。
父は嘘つきだ。父は信用できない。離婚したい。あなたが卒業したらお母さんは自由にしていいよね?離婚が結婚の支障になるといけないから、あなたが結婚するまで待つね。いつ結婚するの?
小学生の頃から言われてきた。転勤族で母には継続して会える友達が少ない(というかほぼいない)から、きっと私に愚痴るのだろう。
母は、祖母も祖父の愚痴を言っていたから…こんなこと言ってごめんね、と私にいう。
そんなものなのか、と思ってきた。ずっと。
母も愚痴る相手がいなくて、可哀想だと思う。
でも私はそれを誰にもいうことができない。 他人にこんな話をしたらどんな噂にされるか分からない。
ちなみに、父は私には優しい…というか不干渉である。世間話くらいはする仲だ。
私の半分は父の遺伝子でできているから、母に「ダメな父親だ」と言われることは、「あなたも半分ダメなのだ」と言われるように感じる。
母の意図はそうではないのだろうが。私が何かやらかした時に「あなたは、お父さんに似ている」と言われてどれだけ傷ついたか気づいているのだろうか。母の愚痴全てが私に突き刺さっていると知っているのだろうか。
母は、暮らしていけるのは父のおかげ、感謝しなければ、ともいう。
おそらく、フォローしているつもりかもしれない。しかし、愚痴が圧倒的に多いのでなんとも言い難い。
母は父の前では「いい奥さん」を演じている。(演じた後は、私に愚痴るのだ。だから演技だと知っている)
義実家にも気を使っている。
家事育児パートボランティアに全力で、いわゆる「ダラ奥」だとか「だんなデスノート」を書くタイプだとか、そういうのではない。善良な人だと思う。
私はもう成人したから、だいぶマシになったけれど、今でも愚痴られると苦しくなる時がある。
小、中学生の頃は、私は重荷なのだとずっと思っていた。怒られた時は、ただでさえ半分いらないのに、自分は悪いことをした人間だから消えた方がいい、死んだ方がいい、自殺しよう、誰か殺してくれ、と思っていた。
母は良い人で、母を苦しめる存在が父で、私はその父の子なのだ、と思うのは中々に辛かった。しかし愚痴るのをやめてくれといえば、母の発散先は無くなってしまう。
今でも自分の心の中では解決していない。自分は繊細すぎていると思う。成人だから自分でなんとかすべきだし、きっと時間だかなにかが解決することもあるだろう。
私がここに書き込んだ理由のひとつは、発散である。
もう一つの理由は、どうか、子供に父親、母親の愚痴を聞かせ続けないであげて欲しいと伝えたかったというものだ。
子供がもう一方の親を心から尊敬できていて、母ないし父も本当は相手を尊敬しているという土壌があるなら愚痴ってもいいと思う。そうでないなら、子供は愚痴の矛先は自分にも向かっている、と捉えているかもしれないと、心に留めておいて欲しいのだ。
ちなみに私は、自己否定を拗らせて小学生から自傷行為、自殺未遂を繰り返している。幸か不幸か親には知られずにきた。
そんな子供を増やしたくないのである。
とても共感しました。
私の母は父自身だけでなく、父の両親や兄妹(私にとっての祖父母や叔母)に対しても否定的な発言をしょっちゅうしています。
逆に肯定しているところはあまり見たことがないです。
確かに父やその家族は性格的に少し無神経なところがありますし、母の色が強い家庭で育った私から見ても色々合わない点は多いです。
あと、母は美人家系ですが、父はどちらかと言うとその逆です。
母はそういう外見の面でも父の家庭を否定的に言うことがあります。
私は幼い頃から母が大好きで、母に一番に好かれたかったので、それに同調し、私は母のような大人になるんだとずっと思ってきました。
ですが、私の半分は父の血。
特に外見なんかは父の要素が強いです。
成長するにつれてそれがより強くなり、私は文字通り絶望しました。
それを母に言うと、「大丈夫、ママに似てるから」と言うのですが、そうは思いません。
今でこそあまり考えなくなりましたが、父に似ている私は母にあまり好かれていないんじゃないかともよく思いました。
私の中では、端的に言えば、母の要素が正しくて、父の要素が間違いなのです。
父的要素は矯正していかなければならず、それは私がありのままではいけないことと同義です。
酷い時は、体から父の血だけ抜ければ良いのにと本気で考えたりもしました。
私は何年も精神科に通院している身ですが、これらが一つの原因であるような気がしてなりません。
大人になり視野が広くなることで、母が絶対ではなくなり、父にも勿論良いところがあって、私は二人から生まれたけど両親のどちらとも別の外見や人格を持った人間だと本当にほんの少しだけ思えるようにはなりました。
だけど、一度植え付けられた考えや、気付かぬ内に受けた傷は残り続けます。
今でも考え始めると苦しくなります。
こんなこと、父にも母にも当然言えないです。(母にはやんわりと言うことはありますが、どこまで伝わっているか不明です。)
私も同じです。
母に父の愚痴、悪口を子供の頃からずっと聞かされてきました。
子供に親の愚痴を聞かせないでほしいという主さんの気持ち、とてもよくわかります。
母は自分が親から同じことをされたら、かなしくないのかと思っていました。
夫婦は他人ですから血の繋がりはないですが、
父と私は血が繫がっているわけで、聞くのがとても苦痛でしたし
自分を否定されているのと同じだと思いました。
そんな母のことは子供の頃から嫌いです。
自己肯定感が低く、結婚や家庭にも憧れみたいなものは全くありません。
何のために生まれてきたのか、生きている意味はとか考えたりします。
考えても答えはでないのですが。。
ひとつだけ良かったと思える点は、自立心が人より早く芽生えたことかなと。
実家を離れて距離ができたことはよかったです。
今も母と電話で話すことは苦痛でしかないですが。。
同じような思いの方に出会えて心が軽くなりました。
ありがとうです。