名前のない小瓶
「トランスジェンダー」
トランスジェンダーは「性自認」の言葉です。
「性自認」とは、「自分の性別をどう認識しているか」ということ。
要するに、生まれつきの個性。
心の性別。
トランスジェンダーは文字通り
「性別の境目を超える(トランス)するジェンダー」で日本語では「性別越境者」と名づけられています。
「性同一性障害」
性別違和をもつトランスジェンダーの方が本来の性別に戻る「手術」あるいは「ホルモン治療」する場合
「移行」をするに当たって「病名」を付けないと色んな法律的な手続きが面倒になるんです。
そのために「性別違和感があり、本来の性別に戻りたい人」に
「性同一性障害」
という病名を付けるんです。
「トランスジェンダー」性自認のという「個性」を表す言葉。
「性同一性障害」法律的につけられる「病名」という感覚でしょうか。
トランスジェンダーの診断について。
トランスジェンダーはその人の個性を表す「性自認」の言葉なので病院に行っても診断はされません。
性同一性障害の診断について。
「私は性別違和があります。性別を移行したいです。」➡「あなたは性同一性障害です。」
この間の時間が最低1年かかると思ってください。
性同一性障害は受診から診断までが凄く時間がかかります。
理由は「健康な身体」にホルモンを注入したり、取り除いたりする許可を簡単に出せないからです。
「最初はこの身体の性別が嫌で嫌でしょうが無かったけど、最近そんなことないんだ。」って後から言われても二度と取り返しがつかないから。
術後に「やっぱり違う、私トランスじゃなかった。でももう二度と戻せない」という理由で自分の命を閉じる方も・・・。
それを防ぐために1年間みっちりと専門家の人とカウンセリングです。
そして、こんな大切な診断を出せる病院も数が限られます。
長くなってしまいました。
生々しいお話になってごめんなさい。
でも、すごい大切な事なので、まだまだ伝えたい事が山ほどあります。
一度
既に「性別適合手術」を受けているトランスの方に直接会って、お話してみてください。
あなたの行く道の先輩ですから。
あなたが自分らしく生きられる人生を願っています。