尊敬する先生へ
ゆらゆらと漂うこの小瓶なら、あなたのところに届くような気がします。
お元気ですか?
あなたに会えなくて寂しいです。
あなたの声、笑顔、たくさんのおもしろい話、つまらない話、全てが懐かしいです。
あなたはよく、教え子の自慢話をしてくださいましたね。生徒が大人になっても先生でいてくれる先生は、すごく素敵だと思います。いつか私のことも後輩に話してくださるかな、どんな風に言われるのかなって楽しみにしていたんですよ。
春が来て、私を囲む環境も変わりました。私はこの場所で、少しずつ前に進める気がします。あなたに教わったことは、決して失われてはいませんでした。時を経ても、変わらず私の中に生きていました。それが嬉しいのです。たまらなく幸せなのです。そして、あなたが今隣にいたら同じように喜んでくださるだろうと想像して、ますます嬉しくなるのです。
何があっても、この幸せを噛みしめたら強く生きていけます。あなたがくださったものは私の一生の宝です。
どれだけ先かわからないけれど、私があなたのところへ行ったとき、またあの笑顔で迎えてくださいますか?たくさんたくさんお話させてくださいますか?こんなことを言うと変だけれど、私はいつかその日が来るのが楽しみなのです。それまでは、自分がやるべきことを精一杯頑張ります。あなたが周りの人に自慢したくなるくらいに。
私はこれからも、あなたにもらったものを大切にして、共に生きていきます。
本当にありがとうございました。
これまでも今もこれからも、あなたが大好きです。