消えたいですね。
おつらいですよね。
生んでほしい、なんて、誰もお願いしていないのに、
生まれてきてしまったんですものね。
なにがあったのか
なにがつらいのか
わたしにはあなたのことがわかりませんが
「消えたい」というあなたの気持ちは
とてもとてもよくわかるのですよ。
存在していたことも
誰にも覚えていてほしくない。
すべて
「無」になりたい。
だけどこれだけは言えます。
今、すぐに消すことはできないけれど、
ほら、100年後に
あなたはここにいないし
あなたの周りにいる人間は
ほとんど
100%の確率で
この世に存在していませんよ。
そう思うと安心しませんか?
私は消えたくなったとき
いつもこうして自分をなぐさめてきました。
あと100年したらもう誰もここにはいない。
私を覚えている人なんて、一人もいないんだ。
あなたは100年後
完全に消えています。
希望は叶います。
ただし
生き方によっては
100年も200年も
消えることのない場合があります。
それは
あなたがなにか
形に残るものを作った場合です。
あなたは後世に伝えたいことはありませんか。
あなたは
あなたが生きたという証を
ひっそりと消去することもできるし
反対に
あなたが生きた証を
後世に残すという選択もできます。
どちらの生き方も
あなたの人生です。
どちらが正しくて、どちらが間違ってるということはまったくありません。
まあ
気負わずに
あと100年。
おおきな空を見上げて。
自分はちっぽけで
宇宙の歴史は果てしなく長い。