人の優しさを自分の元気に変えられない。
こんな私でも好きだと言ってくれる人がいるのに。無償で愛してくれる人がいるのに。それを力に変えられない。周りみたいに、人の優しさを力に変えられる人間になりたかった。励ましが自分にとって励みになる心を持ちたかった。なんで感謝が湧いてこないのかな。どうして、よし頑張ろう!ってエネルギーが湧いてこないのかな。
結局私は、自分のことしか可愛くないんだと思う。
ペイ・フォワードという映画があった。あの愛のリレーに私は参加できない。愛も優しさも私が塞き止めるから。私のところで滞るから循環しない。
そんなだから、大好きな人達が幸せでいてくれると安心する。少なくとも私のせいで幸せになれていないということはなさそうだから。
自分のことしか可愛くない人間なりに、他人の”自分で自分を可愛がる権利”を私のそれと同じように尊重し、侵害しないようにと思って生きてきた。私がそうしているだけで「救われた」と泣いて感謝を伝えてきてくれた人がいた。
与えられるものを救いとか希望とかのエネルギーに変えて生きていく人って本当に眩しいし好き。そういう人の幸せになる才能が潰されませんように。