今になってもたまに思い出す、中学時代の校長先生の言葉です。私はその言葉によって深く傷つけられました。忘れるためにもここに吐き出すようなかたちで書こうと思います。
私のいた中学校、特に私の学年はガラの悪い人が多くおり、そのような人のせいで授業が中断したりといったこともありました。受験を控えた中学三年のころ、私は真面目に勉強をしたいと思っているのに、邪魔をされることに嫌気がさしていました。
校長先生は、生徒との対話を大事にする人で、校長室で生徒と話していることが多くありました。また、私は部活動の関係で校長先生と話すことが多く、その日も他の友人何名かと校長室に呼ばれ、話しに行きました。
校長室での会話のなかで、最近の学年の様子の話題になり、私は校長先生に落ちついて勉強したいという相談をしました。
それを聞いた先生は、授業の邪魔をしたりする生徒について語り出しました。校長先生が今まで見てきた生徒で、問題のあった生徒は家庭環境が悪かったという話です。深夜になっても親が帰って来ず、家に一人きり、しかもそれが毎日のことである生徒の話でした。
一通り話したあと、先生は私に言いました。「○○さんは、悩みとかなさそうだよね。毎日楽しいでしょ?」バカにされた気分でした。
結局、学校の治安を良くする解決策は何もなく、治安を悪くしている生徒は学校の外に問題があるという話をされただけでした。
たしかに私には両親がいて、そういう面でいうと、とても恵まれていると思います。ですが、恵まれている人はそれ以上他に望んではいけないのでしょうか。
それに、私にだって悩みもあります。無さそうに見えるのは、静かに優等生として生きていたからでしょうか。中学生の私は日々悩みを抱えながらも、悩んでなさそうに振る舞って生きていました。
気の弱い私はその場で何か言うこともできませんでした。おそらく大学生になった今でも、ずっと目上の人に同じようなことを言われたらうまく反論できない気がします。
そんな弱い私だからここに書きました。このことを忘れられるか分かりませんが、思い出したときにモヤモヤさず、笑い話にできるくらい強くなりたいです。
乱雑な文章でしたが、読んでくれた方ありがとうございました。
最後まで読みました。
はるか昔、私が中学生の時、学校は荒れていて(あまり治安のよろしくない所の公立だったので)、優等生と言われる存在は煙たがられたり、仲間外れの対象になったり、教師にいいように使われたりしていました。
私はいわゆる出来のいい生徒でしたから、当然のごとく上記のような扱いを受けていました。
そんな私に対して教師が放った言葉で、もう二十年以上たつのに忘れられない言葉があります。
一つは、いじめを受けていた私に担任が言った言葉。
「みんなは何もしないでも出来るあんたが羨ましいからだよ」
もう一つは受験の時の担任から言われた言葉。
「あんたは個性がない。だからどんな高校へ行っても苦労する。」
その二つです。
当時の自分はあなたと同じように、言い返すことはおろか、教師がどういうつもりなのか理解できませんでした。
私のことが気に入らないんだということだけしか分かりませんでした。
大人しい子でしたし、その事はショックで誰にも話せず、思い出さないようにして高校時代を過ごしました。
大学生になってから、この教師どものしたことが、一方的な人格否定(お前がいじめられるのはお前のせいだから仕方ない、お前は成績だけの人間だから碌な人生にならない)であるということが分かりました。一生許さないし忘れません。
あなたの受けた酷い言葉は、あなたに対する侮辱です。
問題のある家庭の生徒の事情は分かりますが、それはあなた自身の行動とは関係のない話です。
真面目な生徒に対して、そんな言葉を発する校長の人間性を疑います。
心に強い打撃を受けたのです。無理に忘れようとしなくても、強くなろうとしなくてもいいと思います。
そういう人間を反面教師(笑えますよね、本当の教師のくせに反面教師にしかなれないんですから)として、生きていくようにできたら、それでいいと思います。
長くなってしまってごめんなさいね。
あなたの大学生活や、この先の人生で、中学の時に投げつけられた酷い言葉を上書きできるような、素敵な言葉を得られる機会があることを願っています。