何かを最後まで完遂すること、あるいは終わりがなくとも続けるということ。それは素晴らしいことだと思います。完遂してこそ、続けてこそ見える景色があるとも思います。
でも、途中でやめるってそんなに、馬鹿にされるほど悪いことでしょうか?
私は、やめることも一つの生き残り方だと思うんです。生きているものにとって、生きることそれ自体は、一つの目的です。生きるためには、辛かったり違うなって感じたりすることをやめることが必要な時もあると思うんです。なのに、やめるということは良くないことみたいに常に言われてきた。
パンダだって、競争して肉を食べるんじゃなくて、競争から離れて山に登ってそこらじゅうに生えてる笹を食べることで生き残ってきた。
やめたって逃げたって、生き残ることのほうが重要なのに。
生き方ってひとつじゃないはずなのに。
誰かに、価値観や生き方を強要されたり押し付けられたり、もう結構なんです。やめてほしい。うるさい。その押し付けは、僕にとってノイズなんです。
わたしもあなたと同じような価値観です。
逃げていいし、なさけなくてみっともなくてもいいし、死にたくていいし、しんどくてもいいし、自分が気持ち悪くても信じられなくてもいいし、責めたかったらせめていいし、がんばるのやめてもいい。
ただ、どんなかたちでもいいから生きてほしいし、その人なりの、楽しみを大切にしてほしいし、自分のこと信じられなくても、だめなところもいいところも、自分は自分でいいって信じてほしい。
それだけ。
色んな人がいて
いろんな価値観があるから
わかりあえないこともあるけど
自分はこう思ってるんだって
わかってることとか
信じたいってものがあるって体感があるってことが、大切だと思う。
それでいいんだと思う。
小瓶ありがとう