私は入学してからとある女の子と友達になった。名前はrちゃん。
入学してずっと1人でいたから声をかけたことがきっかけで仲良くなった
同じクラスには10年間の家族ぐるみの幼馴染のtもいた。
最初は全て良かったんだ。
rちゃんが荷物を重そうに持ってたら私が持ってあげたり,rちゃんが遅刻しそうな時も駅で待ち合わせをして一緒に行くほどだった。
入学して1カ月が経った頃私は色んないざこざでちてtと喧嘩をした。tと喧嘩をするのはいつものことだったからお互いそんなに気にしていなかった。
ある日の帰り道。私はrちゃんに言われた。
r「ねえねえ、kanaちゃんはさぁtちゃんのグループをどう思う?」
私「tのグループ?すごく仲良さそうでいいよね〜」
r「実はさ、私〜tちゃんのグループからいじめを受けてて、あのグループ壊したい」
私「…あのさ、rちゃん。tは口は強いけど誰よりも優しいし人をいじめることは絶対にしないはずだよ」
r「何それkanaちゃんもあの子の味方をするんだ…⁇」
私「えっと…ごめん…」
r「別にいいよwwwじゃあね、私こっちだから」
私「あ,うん。バイバイ」
次の日の5時間目が始まる時、隣の席でtが号泣してた。tの取り巻きは私のことを冷ややかな目で見てたけど構わずtに話しかけた
tが人前で泣くなんて尋常じゃないからだ
私「t‼︎大丈夫?どうしたの?」
t「あんたほんっとに最低‼︎人としてどうなの?カスが‼︎」
私はtが何をいってるかわからなかった
私「喧嘩したこと怒ってるの?ごめんね?」
t「しらばっくれんな‼︎あんた私のお父さんが刑務所に入って自殺したって言ったんでしょ!?」
私は耳を疑った。それと同時にtがなぜ泣いているのかを理解した。
私「まってt。私は何も言ってないよ‼︎そんなこと言うわけないじゃん‼︎誰がそんなことを…!」
t「rちゃんが言ってたんだけど。ほんと死ねwww」
その瞬間涙がぼろぼろ出てきて視界が真っ白になった。
tの父親は彼女が小学生の頃も亡くなっていた。
tとは幼少期から家族ぐるみで海外に行ったり、よくご飯を食べに行ってた。
だから私はtの家族を自分の家族より慕っていた。
tの両親も私のことをたくさん可愛がってくれた
だから許せなかった。tと私の大切な思い出をズタズタにして、tを傷つけたことが。
そして悲しかった。tが私のことを信じてくれなかったことが。
どれだけ言ってもtは聞く耳を持ってくれなくなった。
唯一救いだったことはtの母親が「kanaちゃんは悪くないって知ってるよ。だってkanaちゃんは人一倍優しいから。きっと心のどこかでtもわかっているはずだから、きっと時間がかかっても仲直りできる。だって2人とも人生の8割を一緒に過ごしているでしょ?」
その日から私は孤立した。
仲良くしてくれていたクラスメイトも冷たい目で私のことを見るようになった。
それでも私はクラスメイトに優しくしたりすることをやめなかった。
次第にみんながkanaちゃんは悪くないよねってなってきたおかげで今はtと仲直りできた。
今は授業中にtのグループと話して爆笑したりと、tとの関係には何も問題がなくなった。表面上は
そのかわりrちゃんのグループからは相当嫌われて虐めを受けてるけど
人ってほんとになんなんだろうね