この世に悲しむ人がいる限り偏見と差別はなくなって欲しいし、障害があっても上手くそれと付き合っている人や健常者よりも努力している人がいるということも知って欲しい。(この言い回しが嫌いな人もいるということも)
そんな思いは家の妹を見ていると吹き飛ぶ。
私の妹も障害者なのですが、甘やかされて育ったのでわがままなお姫様状態…。薬をのまないといけないのに飲まず、発作を起こす。飲んでというと癇癪を起こす。
そのくせ先生の前では素直。
おい。
癇癪を起こしたら包丁を振り回して暴れる。
そのときの口癖は『なんでわたしを産んだの!』
ちなみにさっきまで先生とヘラヘラしていた模様。
なんでわたしを産んだのと言う割には父に甘えている。
お菓子を好きなだけ買ってもらい、それを食べてるのでデブ。
この時の妹の口癖は
『障害なんだから仕方ないじゃん』
さすがにカチンときた。
父も最近ではお菓子を買わなくなった。理由は知らないっす。
私が『お菓子を買わないで。太る』
といったからかしら。
父は『うるせえだまれ』の一点張りだったけど。
買わなくなるまでなにがあったし。
それはさておき。
父もさすがに妹を甘やかして育てたことを後悔している様子…。
後悔するの遅いっすよおとっつあん…。
ふん…
後悔するがいい!
と、言った私。
あのときは言い過ぎたよごめん。
と、でもいうと思ったのか!?
誰が謝るか!
私が悪者にされてるんだぞ!
『障害者なんだから優しくしないとだめでしょ!』
ってな!
あ、冷静に…冷静になろう。
そりゃあ私だって障害のある人に優しくしたい。見返りが欲しいとかいい人に見られたいからとかではなく、
障害があるからといって差別してる自分から脱出したいから。偏見が馬鹿馬鹿しくなるから。
はじめて障害者の方と話したとき
世の中にはこんなに純粋な人がいるんだ、と思って
差別してる自分が恥ずかしくなったのを今でも覚えてる。
逆に、卑屈な方もいた。
卑屈でもいいと思う。
差別されたり偏見されたらそりゃあ卑屈になる。卑屈なのがいけないわけじゃない。
人を卑屈にさせてしまう差別と偏見がいけないんだ。そういうふうに思考が変わったこともあって
障害のある人には優しくしたい。
純粋でいて欲しいから。
卑屈にならないで欲しいから。
そーゆー思考が
妹を見ていると
吹き飛ぶ………。
はあ。
差別や偏見は無くなって欲しいという思想は幻想かもしれないけど
幻想は幻想として抱いていたい。
いつかその幻想が現実になった日、あんな幻想を持ってたな、と思い出せるように。
そんな幻想は
妹を見ていると
吹き飛ぶ………。
はあ。
感情垂れ流し系&読者を考えさせる系なのでお返事はいりません
(ここ重要)