自分とは真逆のタイプの人に対して、自分はこうはなれないなという、憧れのような気持ちがあって、元彼とは、そういうふうに惹かれていった。
でもやっぱり、自分と彼は別の人間で、自分は彼のようなタイプにはなれないことが、ずっと苦しかった。
けどそれこそ、人は人 自分は自分というやつだと思う。彼の自分にはない部分を羨ましいと思いながらも、私は私でいることに、結構満足していたのかもしれない。
彼といると、自分の足りないところを見せつけられるようで、コンプレックスばかり感じてしまっていた。
憧れと好きという気持ちは、別ものかもしれないな。