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私はいじめっこでした。「自閉症」と噂されていた女の子がクラスにいました。仮に、さきとします

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私は、いじめっこでした。

小学3、4年生位の頃です。
「自閉症」と噂されていた女の子がクラスにいました。
仮に、さきとします。
さきはたったひとりしか友達が居らず、他の人とは一言も話せませんでした。
全員に自分の声が聞かれるような場面は、なおさらだったみたいです。
授業中、教科書を順番に音読していく時、さきの番になると沈黙の時間が続きました。
またお風呂が苦手らしく、何時も生ゴミが腐ったような匂いがしました。服もたっぷり一週間は同じ服を着ていたので、黒ずんでぼろぼろでした。

私はさきが気に食いませんでした。
さきの唯一の友達は仮にゆうことおきます。
ゆうこはとても優しくて可愛くてクラスの人気者で、そんな彼女を独占するさきが許せませんでした。
授業の流れを止め、皆の勉強の時間を削っていることが許せませんでした。
悪臭を放ち、皆に顔をしかめられていることに気づかないことが許せませんでした。

私はクラスの女子を巻き込んで、その子をいじめました。
まず、徹底的に無視しました。
ゆうこにも声を掛けて「あの子と一緒にいることないよ。私達と居よう」と、さきから離れるように唆しました。
ゆうこは曖昧な反応を見せました。

それから、わざと体をぶつけたりしました。
下駄箱ですれ違ったら、彼女の靴をあからさまに蹴ったりしました。

あと、悪口を書いた紙を机に忍ばせました。
読んだのか読んでいないのか彼女の様子は変わらなくて、私は歯がゆい思いをしました。

思い出せないだけで、きっともっと沢山の嫌がらせをしていたと思います。
さきを追い出したい一心でした。転校すればいいと思っていました。
異端な人間は排除されるべきだと思っていました。

極めつけはゆうことさきが一緒に遊んでいるところを見つけて、クラスの女子と示し合わせて、ゆうこの腕を掴んで走って、さきから引き離したことです。
ひとり取り残されたさきは、大泣きしながら学校に戻っていきました。
最高に気分が良かった。

その数日後、私は先生に呼び出されて指導され、さきをいじめることが出来なくなりました。

暫くはさきを心の底から憎み、何も手だし出来ない歯がゆさに打ち振るえていましたが、不思議なもので1年、2年も経つと、いじめなど無かったことになったみたいでした。
私とさきは、普通に話すようになりました。
悪臭は直っていませんでしたが、大分コミュニケーションが上手になっていました。
それこそ私が彼女をからかうと、笑いながら「こら」とか言って、まるでじゃれ合いのようなやり取りが出来たくらい。
私はこの時点で、自分が犯した過ちを完璧に忘れていました。
さきと話すのが、楽しいと思っていました。

ところで私は勉強はできるほうで、学年1位の座を守り続けていました。
中学3年生になると受験戦争がはじまり、より一層勉強に力をいれました。
ところが9月くらいになって、私は勉強をすることが出来なくなりました。
心が、体が、完全に勉強を受け付けなくなり、鉛筆を持つ手が震え、泣きながら布団に突っ伏していました。毎日。毎日。
精神科医や先生に相談しましたが、どちらも「少し休んだら?」と全く真剣に受け止めてくれませんでした。
私はそのまま勉強できず、受験の日を迎えました。
「受からないだろう」そう思っていたのですが、結果は204点。
合格でした。
受かってしまったんです。
私はとてつもない罪の意識に苛まれて、喜ばしい出来事の筈なのに両親に冷たく当たり、怒らせてしまいました。
「受からなければ良かったのにね」と皮肉気な母の言葉を、良く覚えています。


話すと長くなるので割愛しますが、そこから私の人生は転落していきました。

この4月から私は、高校3年生になります。
私は、上手く人と話すことが出来ません。
友達と一緒に居ても、私と一緒に居て不快ではないか、そればかり考えて全く会話を楽しめません。
突然涙が零れて、友人を困らせてしまうことが度々あります。
周囲の人々が、自分を見ている、自分を笑っているように感じます。
街中にいると歩き方がわからなくなって、たまに泣きそうになります。
勉強も一切せず、ほぼ学年最下位にいます。

半年くらい前、私は電車の中でさきと再会しました。
「おう」と言って笑ってくれた彼女の顔は、記憶のままでした。
言いようのない安心感を覚えて、私も自然と笑みが零れました。
とりとめもない話をしました。
最近どう?部活は何をやっているの?など。
どうやらさきは、テニスプレイヤーを目指して日々テニス部の活動に励んでいるそうです。

普通の、女の子でした。
元気で、照れ屋で、頑張り屋で。
本当に普通の女の子でした。

私はその時初めて、自分がさきにしたことを思い出しました。
ひどい話ですがその時初めて、私はさきにしたことは許されないことだったと、罪だったと気が付いたんです。

じゃあ、あの時彼女は?どんな顔をしていた?
笑っていた。
私がいじめていたことなどまるで忘れたみたいに、幸せそうな顔で笑っていた。
いや、忘れたわけじゃないだろう。
彼女は私という存在を乗り越えて、遥か高みを目指しているんです。
本当は私と一切関わらないという選択もあったでしょう。
だけどあなたは、あなたをいじめたこんな私と友達になってくれた。


私はさきと再会した日から、自分に生きる価値はないと思いはじめました。
ロープをいつも鞄に忍ばせて、でも実行する勇気がないまま今に至ります。

こんな長文にお付き合いいただいた皆様、本当にありがとうございました。
自分勝手な文章でごめんなさい。
名前のない小瓶
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お返事が届いています
ななしさん
罪悪感に縛られて辛かったよね。私も昔悪いこともしたからやってしまったことはやっぱり忘れられないよね。少しずつ回復できること祈ってる。
ななしさん
許されないと思うならそのままそう思ってればいいんじゃないかな?
人間悪い心を持たないし心変わりする身勝手な生き物なんだからやってから後悔して変わればいいんだよ
自分のしてきた事に気づけたんだから自分の人生のヒントを見つけられるんじゃない?
人変われるんだよ
ななしさん
初めまして、こんばんは。
私はいじめ被害者でした。残念ながら後遺症で今も大変です。前向きに行きたいので、自分でできる範囲の努力はしています。
あなたが彼女に謝るか謝らないかは好きにしたら良いと思います。ただ彼女のように前向きにひたすら頑張ってなおかつ結果を出せる人もいますし、そういう方ばかりじゃ無いです。ただ、私はなかなか加害者の方の意見を聞く機会がないため、自分の気持ちを書かれたあなたは頑張ったと思います。子供のころの家庭環境はたしかに左右しますか、結果あなたがしてきた事でどうなったかご自分が一番わかってると思います。今現在どのように過ごしているかわかりませんが、生きていく責任はあなたにはあります。これから前向きに生きてください。
ななしさん
3通目です。
お返事を流してから少し後悔しました。
あなたに言わなきゃいけなかったのは謝れとかずるいとかそういうのじゃなかった、頑張ったね、って言葉でした、ごめんなさい。ごめんなさい。

あのときから誰にも認められなくて、自己嫌悪に苛まれてばかりで、ずっと「ひとり」だったと思います。
それでふらふらで、でも誰かに何かによりかかろうにもできなかったのかなと思います。
(勝手な解釈すみません)

よく頑張った。あのときからずっと。
見てほしいというのがおかしい?
いやいや、そうやって吐き出せたことは寧ろ優秀です。
今まであなたの「つらい」「認めて」の言葉を誰も聞いてあげていなかったんだから。当然だ。
ななしさん
しっかり読みました。
言葉で上手く表すことができないですが、少し。
さきちゃんはきっとあなたがいなくなったら悲しむだろう。
ってことと
(ごめんねの思いはきちんと伝えましたか?言ってたらすみません)
面と向かってごめんねを言わずにいなくなろうとするのはずるい。
ってことです。
いいえ〜。
勇気出して、吐き出したね*
(なでる)


さきちゃん(仮)と再会したとき、主さんが何かを感じた。
私は、そこで、ある時期までの出来事は終わりだと思って
よいのではないかと思いました。
それをふまえて、主さんは、ゼロ地点です。
(フラット)

さきちゃんは、自分の時間(人生)を歩き出しました。
あなたが懺悔の気持ちを持つより前から
勝手にぐんぐん歩いていっています。
その心中は当人以外は誰にもわかりませんが
事実として、歩きはじめています。
あなたの懺悔の言葉がなくても、歩いていけている。
(すごいね)

さて、これから、あなた自身は「自分という土壌」を
どう耕していくのか?

あなたは、自分がやっちまった一連のことを
ちゃんとわかっています。
顛末まで。

成績が下がったのは、自責の念が強すぎて、
勉強に集中出来なかったのかな?
(しらんけど)

私の思うことを書くと、宛メでもね、
きれいだブスだ、金があるない、出来る出来ない
賢いバカだetc...
あのこは持ってる持ってない、
私は持ってる持ってないっていうじゃん。
(あたしもだよ)

でもね、ゆうこちゃんの審美眼はあながち
まちがってないんです。
私はあなたほど派手なことはしなかったけど
大枠は近い経験あります。

幼なじみがなんだか子供っぽく感じて
やだなぁと思ってた頃、ゆうこちゃん的親友がいて
彼女と私の幼なじみもこれまた、昔からご近所さんでなかよし。

取られたくなくて、すごく冷たくして、疎遠になった。
あたしがわるい。
でも私の親友は、彼女のことも好き。
そして、その親友を通して、好きだからといって
私のことだけ見て!をやると、逃げていく。
ので、表面上グッと耐えて、寛容なフリをしていました。
(男女関係みたいだなぁ・・)

そんときは、形だけだったけど、いま思うと
大事な人だからこそ、その人の世界があって
そこには、なんびとたりとも土足で入ってはいかんというか
入れない、尊重、ってことだったんだなぁと。

これは、他の人間関係も恐らく同じだと思う。
ほんとは、親子関係もそうじゃないか?と思う。

ロープはもったいないから、いつか、
一人暮らしの時にでも、洗濯用のロープとしてでも使いなよ。
青春の記念に。(手品もいいかも)

じゃあまたね!
ななしさん
人の痛みがわかる優しい人間になれたじゃないですか。
イジメの過去は変えられませんが、これからは決して同じ過ちはしないはずです。
生きづらくて苦しいでしょうが、私は昔のあなたより今のあなたの方が好きですよ。
過ちに気付けない人もたくさんいます。
人間みんな生きる価値がある!とは思いませんが、今のあなたに価値が無いとも思いません。
むしろ今どんどん価値が上がってる最中なのに死んでしまうのは勿体無いです。
ななしさん
【小瓶主さんからお返事きたよ】

皆さん、ありがとうございます。

さきには、謝っていません。
「謝らなければならない」という気持ちは勿論ありますが、「今更?」と思われるのが怖いような気がします。

それに、最低な事を言えば、私は意地になっているのかもしれません。
詳しくは語りませんが、当時母親の教育がかなり厳しくて、家出したいと毎日思いながら過ごしていました。
当時の自分が「さきも辛かったかもしれないけど、私だって辛かったんだよ」と主張します。
頑張っていた私を認めてよ、って。
それからじゃないと人に謝るなんてできないよ、って。

最低ですね。
全く別問題の出来事だし、ただの八つ当たりでした。あんなのは。
わかってはいるんです。
でも悔しくて。
私が謝ればさきのためにはなるかもしれないけど、私は全然すっきりしない。
母親への憎しみが増すだけ。
いや、全部自分のせいなんだけど。

ああ、また自分の話ばかりですね。
「私を見て」って。いい加減鬱陶しい。
わかってはいるんだけど。

私は自己顕示欲を満たす手段として、さきの話を持ちだしたのかもしれません。
なんて人間なんだろう。
こういうところを自覚する度に、生きていられないような気持ちになる。
最低だ。人間としておかしい。どこかネジが無くなってるんですね。

変な事かいてごめんなさい。
「嫌な奴」と思ってもらっても構いません。
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