ごめんなさい。
ふとそんな言葉が唇からこぼれた。
とても悲しくて、心が悲しみではちきれそうで、また「ごめんなさい」が口からこぼれた。
それと同時に湧き出てくる涙。
ポロ、ポロ、ポロ。
ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい。
こんなわたしでごめんなさい。
間違いばっかりでごめんなさい。
嫌いになってごめんなさい。
わたしでごめんなさい。
人は間違いを経て成長するというけれど、頑固すぎてそれを拒んだわたしにはとうとうバチが当たったんだ。
そんなことを考えながら涙でくしゃくしゃになった顔を両手で覆う。
ごめんなさい。
こんな不完全で壊れていて、異常なわたしはいなくなればいいのに。
存在してててごめんなさい。
愛されるべきではなかったんだ、殺されればよかったんだ。
早くいなくなりたいな
わたしがいなくなったら誰か泣いてくれるのかな?誰か寂しがってくれるのかな?悲しんでくれるのかな?
わたしが死んだら寂しくて、悲しくて、きっと泣いてくれる優しい人たちのために「生きたい」なんて思うけど、ごめんなさい。
自己中なわたしはもう悲しみに潰されそうで、息苦しいの。
やっぱりいなくなって、早くこの悲しみを終わらせたい。
いいんじゃないの。
自分の人生だもんよ。
結局、あなたの周りの人には、あなたに「生きよう」って思わせるだけの力がなかったってことでしょう?
彼らを幸せにしたいという愛情より、彼らを悲しませる罪悪感より、自分が死にたいって気持ちが勝ってるんでしょう?
だったら、その程度の薄くて軽くて浅い、たかがしれた関係だったんだよ。
彼らになんか価値はない、悲しませても構わないって、あなた自身が思ってるんだよ。
と。
ここまで言われて、あなたはムカついた?
「私の友達はそんなんじゃない!!」ってムカついた?
めちゃくちゃ腹が立ったはずだよ。
あなたに周りを大切に思う気持ちが少しでもあるならね。
「ごめんなさい」って泣くくらい、自分のことを情けないとか弱いと思っているなら。
そんな自分を支えてくれる人のことは、それこそ泣くくらい、ありがたいと思えるものなんじゃない?
頑固なのは、なんとなく文面からわかる。
余裕がなく、優しい言葉とか励ましとか、何も受け付けなさそうな感じがする。どんなお返事にも「違うの!私は駄目な人間なの!」って言い返してきそうな感じ。
だから、現実でも、周りからの優しさをうまく受け取れていないんじゃないかな。そんなタイプに感じたよ。
あなたの自分への評価なんか、相手にとってはどーでもいい。相手はあなたに優しくしたいと思って優しくするし、愛したいと思うから愛するの。
自己評価が低いのはあなたの自由だけど、あなたをどう思うかだって周りの自由でしょ?
だから、優しさも愛ももらえるものはもらっておきなさいって。
世の中には、存在だけで愛するに値する人がいるんだよ。私にとっては親友がそれ。何も見返りがなくても、彼女が生きているってだけで私は彼女が好きだよ。あなたも誰かにとってそんな存在なんだよ。
自分が駄目な人間だと思ったら、そのたびに、周りに「ありがとう」と言ってごらん。
「不完全な私でごめん」じゃなく、「不完全な私を支えてくれてありがとう」って言うの。
その方が、きっと喜ばれるよ。
どうせ消えるつもりなら、愛すべき人をたくさん愛してからにしても遅くないんじゃないかな