前に言葉の誤用について書きました。
そりゃ人間だもの、間違えて覚えてしまうことは誰だってあります。
勿論私だって、IQ200の人だって間違えて覚えしまっている事はあるでしょう。
ただ、それでもやっぱり、以前から間違えて使っている人が多いなって思う言葉がある。
″嫁″
「俺の嫁がさぁ〜…」
んー…。
この時点では、今私が何を言おうとしているのか気付いていない人は多いと思う。
正しくは、そこは″妻″なんですよね。
″妻″、もしくは″家内(かない)″
″嫁″って、自分の息子の婚約者を指す言葉なんですよね。
なので、「俺の嫁」とか「私の嫁」といった使い方は正しくは無く、「息子の嫁」とか「うち(我が家)の嫁」といった使い方が正しいのです。
更に言えば″奥さん″という人もいます。
″奥さん″は他人の婚約者を指す言葉です。
自分の婚約者は″妻″、謙遜して″家内″。
息子の婚約者は″嫁″。
他人の婚約者は″奥さん″。
″嫁″の対義語を考えれば分かるんじゃないのかなぁって。
「私の婿がさぁ〜…」
…まぁ、そんな人はいませんよ…ね?
対義語で言えば、″奥さん″の対義語は″旦那″。
「私の旦那がさぁ〜…」
これは…、ちょっと気付けないかもしれませんね。
ただ、やっぱり自分の″夫″の事を″旦那″というのは、本来の意味合いで言えば間違いな訳で。
でも、ちょっと調べてみたら″旦那″というのはそこまで間違いでは無さそうではありましたが。
因みに、″主人″は自分の婚約者、他人の婚約者、どちらに対して使用しても良さそうでした。
女性から見た婚約者は意外と緩そうですね。
日本語ってやっぱり難しいですねぇ。
けど、そこがなんか面白いです。
「俺の嫁」はやっぱり許せませんけどね!