その人の友達とライバルを見れば、その人がどんな人かわかるという説があります。
心が繋がるってとても難しいです。
どっちかが「もうあんた要らないや」と言って手放してしまったらおしまいですから。
つまり長く付き合っている人がいる人とは、お互いに仲良くする努力をずっとしてきて、たまに喧嘩してもちゃんと仲直りしながら、付き合ってきたということです。
つまり、お互いにずっと「あなたが好きだよ!大切!」と言い続けているわけです。
距離が離れても、一緒にいる時間が短くなっても、誰かにそんなに長い間愛される人には、やはり何らかの魅力があると思います。
だから逆に、そういう人がまったくいない人は、その場限りの浅い関係しか作れないとして、問題があると見られてしまうのでしょう。
愛されるという意味では「ファン」も含んでいいんじゃないかと思います。
作家とか画家は一般的に見たらちょっと変人が多いみたいですが、その作品や生き方に熱狂的なファンがついていますよね。
作家本人には親しい友達がいなくて孤高であっても、愛して支えているファンがいるなら、その人には必ず何かの魅力がある。
この世界は自己評価より他人からの評価の方がはるかに価値があります。結局、他人から評価されることでしか、実績や自信はつきませんからね。
だから、「この人はすてきな人よ」と言ってくれる友達やファンがいる人といない人で評価が分かれるのは、まあ仕方ないのかなと。
あなたが過去に関わった友達に近いような人達は、あなたのことが大切ではないのでしょう。それは相手の性格か、それともあなたに何か相手を遠ざける落ち度があったのかはわかりません。
ただ、そもそもそういう友達ではなかった人達を見て「友達ってこんなもんか」と思うのは違いますよね。ショートケーキ食べて「モンブランてこんな味なんだー」って言ってるようなもんですよ。全然違うでしょ?
モンブランの味はモンブラン食べないとわからないみたいに、友達が何か知るためには知り合って、いい人っぽいと思ったら近づいて、関係を継続させる努力をしないとわからないんです。
長く付き合っていける人が出来た時に、友達ってこういうものだなって、理屈じゃなくて心が理解しますよ。