26歳会社員です。
私は20歳で新卒入社した会社を4カ月で辞め、次に入社した会社を2年と半年くらいで辞め、今三社目の会社で働いております。
学生時代は、世界が学校だけで、そこで認められないと世界の終わりのような気がしておりました。
社会に出た時は、会社の人に認められて、親や親せきを安心させることが役割で、自分の価値だと思っていたんですね。
で、実は、会社ってそんなに精神を病んでまで頑張る場所じゃないんですよ。
会社はあくまで、会社が、この資本主義社会でお金を儲ける場所。
会社が儲けた御礼に、そのお礼として給料を貰う。
その給料で貴方が生活したり、好きなものを買ったり、友達とご飯に行って幸せになったりするんですね。
社員にとって仕事は幸せになる手段の一つでしか無いんです。
沢山儲けを出してくれる人は、会社にとって都合の良い、会社にとっての価値のある人間ですが、その人の価値とは別問題です。
ある人がいくら儲けを出してたとしても、趣味が窃盗だったり詐欺で裏で儲けていたら?
会社で要領が悪くて邪険にされている人が、横断歩道で老人の手を引いていたら?
でも、詐欺の人は「俺はお金を沢山もって居て不自由のない生活が送れる凄い人だ!」と思っているかもしれないし、仕事が出来ない人が「僕は要領が悪くて鈍くさいけれど、困った人に手が差し伸べられる素晴らしい人だ」と自分の事を思っているかもしれません。
それが、自分から評価した時の自分の価値 なのですね。
発達心理学では、大体12歳~22歳を青年期と言って、アイデンティティが確立する時期でもあります。エリクソンの発達段階で調べると細かな事が出てきます。(大学生の場合はそれから社会に出て色々な人と接するのでもう少し遅いかもしれませんね)
なので、貴方は今、社会との関わりの中でアイデンティティを確立しようともがいているのかもしれません。
私は入社して3年経ちますが、ようやく仕事の流れを覚えてきた所です。
70歳の先輩がいますが、「仕事なんて1,2年で覚えられる訳ないよ!簡単な仕事なんて無いし!」と笑っています。
仕事が出来ないから怒る上司は、部下を育てる努力をして来なかったのでしょう。部下が自分で頑張って成長するから、なんとなく今まで来てしまったのでしょうね。
もし怒られた訳ではなく、ご自身で仕事が出来ないと苦しんでいるのならば、それは仕事に向き合おうとする貴方の真面目さや誠実さの表れです。素敵な事です。
長くなりましたが、貴方は間違いなく頑張っています。
毎日お疲れ様です。
毎日頑張っているご褒美に、少しだけ、何もできない自分を許してあげてもいいんじゃないかな、と思います。