足りないなぁと思う今日この頃。
激しい感情が。喜怒哀楽、何でもいい。何か強い感情がほしい。
生まれつき人一倍感情のカードは持っていて、いつの間にか人一倍それに対して鈍くなって、結局、ほとんどは、ないのに等しい。
2、3個残してあとは分からない。
少しでも生きやすいようにと捨てすぎた。殺しすぎた。
泣きたい時に泣けなくて、泣くつもりじゃない時に泣く。
何かの感情が底で燻っていて、小さい頃の自分は今だ私にすがり付く。
感知できる感情と、本来自分の中にあるであろう感情がちぐはぐだ。
そういう欠如が、時に愛おしさと似た感情を思い起こさせるけれど、それは諦めというか、最大の防御だと思う。これ以上崩れないための、自己肯定。
本当はすごく生きづらい。欠落を埋めたい。
あれば苦しくて、なければ虚無感に飲み込まれる。
それでも感情が人間の根本で、とても美しいものだと思う。
だから感情が歪んだ私が、これ以上感情を離してしまえば、人間でいられなくなるような気がする。
感情がなければ機械と同然じゃないか。
大きな衝撃があれば、たぶん、一致する。
捨てたもののいくつかは帰ってくるかもしれないし、この気持ち悪さも和らぐだろう。
感情を感じることが少なければ、存在への確信が薄まってしまう。
どんな感情でも、私の心が動いたならば、私の存在と、人であることを教えてくれるだろう。
強い感情が欲しい。