もう、コンクールが終わって1週間近くは経ちましたね。
コンクール本番の2日前、君は二人っきりで話し合うために
わざわざ誰もいない教室へ連れてってくれました。
正直…貴方に私の思いが通じて両思いになるのかと期待していました。
でも、その夢はすぐに砕け散りました。
貴方の口からは『僕よりももっと良い他の人を探して欲しい』という言葉が出ましたね。
確かにまだ出会って2ヶ月近くしか経ってないですし、帰り道で貴方をストーカー行為に近い事をしてしまった私を嫌悪に感じるのも当たり前でしょう。
それでも……まだ貴方の事を諦められません。
あの時、私を慰めてくれた貴方の心の温かさ。
あの時、部内でいざこざが起きた時に事態を納めようと冷静に対応した貴方の姿。
そして、トロンボーンを吹きながら真剣に取り組む貴方の顔。
私の目に焼き付くされて、今でも色褪せる事なく写り続けてます。
やはり、貴方以外に良い人などいません。探せません。
そういえば、私のワガママの一つで、もし金賞が取れたらバグしてくれると約束しましたね。
結局、銅賞だったので出来ませんでしたが、それ以前に貴方は本番直前に熱中症のため病気へ運ばれましたね(汗。
何とか本番までに帰って来て最悪の事態は避けましたが…
貴方が病気に運ばれた時、
何も出来なかった自分が悔しくてたまりませんでした。
私はあの時に何ができたのでしょうか…?
私はただ無事に帰って来ることを祈るばかりでした…。
………。
もし、貴方が周りの人を敵にまわそうが、
私は貴方の味方であり続けます。
どうか、こんな私を許して下さい…。
本当に貴方の事が諦めません。
いつか…いつか、貴方の胸に抱き寄せられる日が来るまで…。
私は貴方を待ち続けます。
本当にごめんなさい…。