太宰治が若者から愛され続けてるっていうのを太宰治集の本の内容紹介のようなもので見ました
太宰治のイメージとして個人的に病んでるなぁと感じるのですが、
それを愛する若者も病んでるのでしょうか
平和大好き幸せ!っていうひとが人間失格などを読めば即座に本を投げ出してしまいかねないと思っていて
いえ、太宰治はほぼ積読状態で人間失格ぐらいしかまともに読んでないのであまり強くは言えないのですが
若者にフォーカスした文を載せたということは、
所謂若者ではないひとたちは太宰から離れていくのでしょうか
そうだとしたらそれはなぜなのでしょうか
なにゆえ若者は太宰に集り、
大人は太宰から離れるのでしょうか
もちろん若者や大人などと一括りに出来るものでは無いとは分かっているのですが
眼鏡をとってぼやけた感じで
どうなのでしょう
ななしさん
小説というのは、取っ付きにくいですが、一度面白味や共感する作品に出会ったことをきっかけに興味を持ったりハマったりするのは、やはり作者の「読ませたり引き込ませる文章」という文才も関係していると思います。
太宰治の作品は、私もあまり詳しくはありませんが、確かに病んだイメージですよね。
ただ、それらは共通して、人間の普遍的な自意識や苦悩の様とも言えるので、人の心に刺さりやすいというか、共感しやすいようです。
特に若い人に受けているのだとすれば、多感で自意識も旺盛だということで共感しやすかったり、まだあまり固定観念もなく、頭が柔らかいので、有名ながらも暗いイメージの作品でも抵抗なく読んだり受け入れたりする柔軟さがあるからかなと思います。
それと、確か三年ほど前に、生誕110年かなにかで特集を組まれたり、テレビで紹介されたり、あと、小栗旬さん主演?で映画化されたりしたようなので、目にする機会が増えたのも要因の1つかもしれませんね。
大人が太宰から離れる、というよりは、単に大人は取っ付きにくいイメージに手を伸ばすのが面倒になるという感じかなと私は思います。
特に、現代は多少なりとも生きづらさを抱える人が多いので、大人でも本を読む機会さえあればハマる人はたくさんいるだろうなと思います。
必ずしも病んでいるからではなく、太宰治の文章が読者を引き込みやすかったり、普遍的な題材が多く、共感やある意味私だけではないという安心?のようなものをもたらしてくれるのかもしれませんね。