顔。醜い顔。呪い。目も鼻も口も眉も輪郭も全て好きになれない。わたしがだいすきなかわいいお洋服もだいすきなコスメもわたしがもっとかわいかったらよく映えたんだろうなと思う。かわいいものがすき。アイドルみたいになりたかった。華があって上品で愛らしい顔がほしかった。でもわたしの顔はわたしの好きにはお世辞にも似合わない。だから嫌い。どうしたって愛せない。歪んだ顔。ふいに撮られた写真や鏡をみておもう。辛い。顔に囚われて生きたくないけど今のわたしにとっては呪い。顔のかわいいあの子を思い出して涙を流してる時間はすごくみじめ。わたしはわたしが信じてるかわいいがだいすきだからこそかわいいに含まれない自分がいやだ。本当にいやだ。