汚い感情だから匿名で流す。人によっては気分が悪くなるかもしれないから、気をつけて。でも、こういう人もいることを知ってほしい。

汚い感情。誰にも言えない、言ったら引かれるような、ドロドロした感情。性格の悪さが滲み出る。
そんな感情を持っていると知られたら恐ろしくてたまらない。だから今日は匿名で流す。
一人称で勘繰られるのも嫌だから、一人称も変える。
もし、あの人だろうな、と思っても、お返事で名前を書かないで頂けると助かる。

そして、人によっては気分が悪くなるかもしれない。閲覧は自己責任でお願いする。
だが、世の中にはこういう人もいるんだと知ってほしい。


吾輩は絵を描くのが好きだ。小さい頃から描いてきて、褒められて、上達した。
学校という狭いコミュニティでの言葉でも承認欲求は十分に満たされた。
だが、教室に入れなくなって、同級生と関わることがなくなってから、自分の絵を誰かに見せるということが無くなった。

吾輩は気がつけば中学2年生になっていた。デジタルイラストを描き初めて早4年。アナログイラストは年齢=歴かもしれない。自分で言うのもアレだが、クオリティは中学生のそれではないと自覚できる。

勿論、上には上がいるということを理解しているし、自分が中学生で一番上手いと言っているわけでもない。
自分は中の上...いや、それすらも届いていない可能性だってある。ただ、一番下ではないと、心のどこかで思っている。

そんな吾輩は、どれだけ上達してもその絵を誰かに見せるということがないため、絵を描くモチベーションが右斜め下に進み続けていた。
吾輩が6、7時間かけて絵を描いても、家族という学校よりも狭いコミュニティでしか称賛されることがない。いや、称賛すらも与えてもらえない。
与えてもらえると思っている吾輩の思考が、まず欲張りなのかもしれないが。

そんなモチベーションが下がっていたある日。吾輩の心がポッキリと折れるような事件が起きた。
それはshort動画を見ている時だった。
中学生絵師。
その単語が引っかかり、ぼーっとした頭でその動画を見ていた。
ここから、本当に性格の悪いことを言う。引き返すなら今だと思ってほしい。
また、特定の人物を非難するわけではない。これは吾輩が勝手に思ったことであり、完璧個人の感想だ。


















吾輩より確実に絵が下手なのに、この人は吾輩よりも褒められている。

それが悔しくて、羨ましくて、哀しくて。
きっとその人も沢山努力してきたのだろうと、そんなのはわかっている。
ただ、インターネットという、家族や学校とは比べものにならないほど広いコミュニティで、中学生という若さで、沢山の人々に認めてもらっているその人が、輝いて見えて、羨ましくて、悔しくて悔しくて！
吾輩がどんなに頑張っても、誰も認めてくれないのに、この人は一つ絵を上げるだけで、色んな人から称賛の声が届けられる。
吾輩の方が上手いのに、吾輩も頑張っているのに。
こんなのより、吾輩はもっともっと上手なのに！！！

絵を描くなんて自己満足だろう。よく言われる。
でも吾輩は、自分がそうであったように、自分の絵で誰かに笑顔を与えたり、素晴らしいと褒めてもらいたい。
お金を貰わなくたっていい。吾輩の絵の魅力が伝わる人だけでいいから、凄いね！と、そう言ってほしいだけ。

インターネットに自身の絵を晒すなんて、リスクは確かに沢山ある。
トレス、パクリ、無断転載。そういうリスクを背負って、称賛の言葉を受け取っている。
わかっているさ。
だけど、自分に無いものを持った人は、羨ましいだろう？

吾輩だって、沢山褒められたいよ。凄いって言われたいよ。
でも、そんな思い、届かないんだよ。
だって中学生だから。
吾輩の絵は、誰にも見せずに、誰にも褒められずに、忘れ去られていく。
悔しい。寂しい。

吾輩は13年間、ずっと絵を描いてきて、確かに嫌なことを言われて、絵を描くのを辞めた時期もあったけど、それでもまた描いて。
それに見合った実力を身につけたのに。
誰も褒めてくれなくて。
吾輩は絵を描くのが好きだけど、何のために絵を描いているのかわからなくなってしまって。
中学二年生になれば、勉強も難しくなって、絵から離れる時期も増えて。
嫌だ。
誰か吾輩の絵を見てよ。もっと吾輩の絵を褒めてよ。吾輩、絵が無くなったら、取り柄がないんだから。
吾輩を否定しないでくれ。吾輩を、見てくれ。

なんて、行動に移さなければ、見てもらえるなんて夢のまた夢。
インターネットという悪い世界から吾輩を守ってくれている家族には感謝をしている。
だが、時にそれは、吾輩の心を抉るスプーン。それは本来すくうものだから、余計に痛い。
吾輩も、褒められたい。


ここまで読んでくれてありがとう。
吾輩は自分でも性格が悪いと理解しているから、吾輩を否定したり、吾輩の発言を訂正するようなお返事は、出来ればやめてほしい。
十分に理解しているから。吾輩の性格が悪いことなんて。
だけど、どうしても吐き出したかったんだ。
誰にも言えない思いだから。

これを読んでくれたあなたと、またどこかで会えることを願おう。
その時は、こんな醜い吾輩ではなく、優しい皮を被った吾輩で。
さようなら。