私はとても感受性の強い、ひとりで空想するのが好きな女の子でした。ぼーっとして、不思議ちゃんや天然と呼ばれるタイプです。
でも大人になると、自分の世界だけでは生きていけなかったんです。
理由はお金を稼がないといけない事が一番で、作家などごく一部の特別な仕事にありつけた人や、フリーランスでやっていける自制心やスキル、心身の強さがある人以外は、組織の決まりにしたがって働かないといけません。
毎日長時間、決まった時間に、人の中で働く。
つらすぎて、適応できませんでした。
家族や男性に依存する生き方は絶対にしたくありません。
感受性が豊かで空想好きの女の子が、ありのままでひとりで生きていけるお金を稼げる場所は社会には確立されてないか、足りないと感じました。
IT系は自由と聞くけど、未経験でホワイトな会社に入るには年齢オーバーです。webライターとかよくネットに書かれてますが、フリーランスは不安定で無理です。
能力のない私が悪いと言えばそれまでですが、学校では、みんな大切、そのままでいい、個性があっていいみたいに習ったのに…。社会に出ると全然違って甘くないです。
生きていけない。滅びるしかない人種ってことかな。悲しいです。
名前のない小瓶
212122通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
私も、会社に入って毎日長時間人に合わせて働くとかいうことをしたらすぐに潰れてしまうだろうと、なんとなく昔から分かっていました。学生時代の部活でさえ無理でした。
もういい大人ですが、気づいたら、いつも割と独立して仕事ができる職種ばかり選んできました。
現在も特殊な専門職でしかもフリーランスなので、保証は何もないです。でも自由もあり、保証もあり、って全てを手にするのは難しいので、続けられる仕事が見つかってまだ恵まれていると思おうとしています。
私が生きている国では(日本でもだけれど)、終身雇用制なんてなく、大きな組織で働いていても保証はありません。会社や団体の経営が大丈夫でも、他の理由で辞めざるを得なくなった人たちをたくさん見てきました。だからこそ、自分が続けられる仕事、スキルを磨き続けられる仕事こそが自分の保証なのだと思ってます。
きっと、今からでも自分を潰さずにやっていける場所があると信じて、自分を大切に、助けが必要な時には借りて、やっていけますように。
名前のない小瓶
私も不思議ちゃんって言われてた人間です。
社会に出る前に他の追随を許さないよう名スキルを身につけなきゃいけなかった。それができないなら部活したりバイトして適応力身につけないといけなかった。私は後悔してばかりです。
大人になってから『そのままでいいよ』って、直しようがないから諦めろって大人からさじを投げられてたんだな、と思うようになりました。せめて教えてほしかった。綺麗事で子どもを騙さないでほしかった。
学生時代の『個性が大事』とかの戯れ言はやめてほしいですよね。
私も必死に自分にできること探してやってます。学生時代にやっとくべきことだったな…
名前のない小瓶
主さんとはまた系統が違うかもしれませんが、自分も昔は現実より空想が好きで、ちょっとした事で傷つきやすいような子供でした。
学校と社会では求められる事が全然違いますよね。やり方が全然違って戸惑いますよね…
社会でやっていくために自分の世界から抜け出さなきゃならない苦痛はとてもよく理解できます。
依存はしたくないと書かれていますが、依存とまではいかなくても自分に出来そうな仕事が見つかるまで手を借りるのはどうでしょうか?
今は苦しい時期でしょうから、もし力になってくれそうなら一度相談してみるのも私はアリだと思いますよ。
ななしさん
稼がないと、生きていけないですよね、、、
悲しいですが、学校と社会は全く別のものですよね。
私も大人になってからそれが痛いほどわかりました。
でも、家族やパートナーに、依存ではなく、助けてもらう事は、別にいいのでは?
しぬよりは、助けてもらいながらでも、生きていく方がいいと思います。
思うように稼げないから生きていけないのなら、極端に言えば、しょうがいを持っている方や、お年寄りは、どうすればいいのですか?
私は結婚して子どももいますが、自分1人の稼ぎではまともに育てていけないです。パートナーや親に助けてもらっています。
ほとんどの人は、周りに助けてもらいながら、
ありのままの自分と、そうでない自分と、折り合いをつけながら、なんとか生きているのではないでしょうか。
主さんもきっと、全く能力がないのではなくて、何かできることがあると思います。
出来ない部分は、助けてもらいながら生きていってもいいのではないでしょうか。
すみません、長くなり、そして説教くさくなってしまったかもしれません、、、
でも、主さんは、生きていていいと、思います。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。