昨日、性被害についての特集をTVでやっていたけど、時が経っても苦しいのは変わらないって話しているのを聞いて「あぁ同じなんだな」と思った。
私は性被害じゃないけど、家庭内暴力が日常茶飯事の家で子供の時から安らぐ場所がなかった。
今みたいに子どもシェルターみたいのもないし、たとえ警察とかに逃げ込んでも結局家に戻されてその後の仕返しを考えると怖くて何もできなかった。
ドタバタ音は外に聞こえていただろうし、いっそのこと近所の人が通報してくれれば良かったのかなと思う時もある。
みんなそれぞれ年を重ねて私も大人になり、いつだったか親に「まだそんなこと引きずってんの?」と言われたのが結構ショックで…。
みんな過去のことはなかったことにしようとしてる。無かったことにしようとしてる。
私はできない。今の人格はそれらの経験の上にできたものなのに、無かったことにしたら今の私もなくなっちゃう。
人が怖い。誰も信用できない。誰にも心を開かない。
でも外では明るくしてるよ。周りの人からしたら悩みもない人と思われているだろう。
手前味噌だけど気遣いもできる方だと思ってる。でも心を開いているわけじゃない。
心を閉じた状態でそれやってるんだよ。
だからすごく疲れる。心開いてるフリしてニコニコしてるけど、全然心開いてないから。
そういう裏表ある自分がすごく嫌になるけど、これを話したとしても理解できる人は同じ境遇や、同じくらい辛い目に合っている人でないと分からない。
誰も手を差し伸べてくれる人なんていない。ずっといなかったからこれからもいないだろう。
病院の先生だって信じてない。「お前に何が分かるんだ」と思いながらニコニコ話してる。
本当はずっと言いたかったよ。
「誰か助けて」