あなたは存在していません。
それでいいの。
たった一言、そう言ってくれれば、いいの。
でも誰も言いはしない。
だって現に今こうやって小瓶を流し、
息を吸って生きている。
それが私が存在している証明。
分かってる。
甘えてるって分かってる。
でもちょっとだけ、
誰かに寄り添ってみたいの。
いつもではないけれどほぼ誰にも頼らず
生きてきた。
だから少しだけ。
傍にいてもいい?
冷たくなったあなたは何も言わない。
人間って、過酷。
こんな状況でも生きなきゃならないなんて。
あぁ早く
私も逝きたい。
美襾