いつもクラスで一緒にいるNちゃんが入院した。もともとお腹の病気もってたらしくて。しばらく休んでたから、おかしいなっては思ってた。
担任に個人的に呼び出されて、このことを教えてくれた。来週ごろ退院はできるらしいけど、先生はこう言った。
「自分はお見舞いに行こうと思ってるんだけど、一緒にくる?」
私は力強くうなずく。
「Nちゃんも仲いい子に会いたいだろうから。あと、クラスの他の子には、このことは(Nちゃんが入院してることも含めて)話さないでおこう。」
私の担任は20代後半か30代前半くらいの全体的にはっきりしない男。担任もつのは3年目。ちなみに私は高3。ついでに私はクラスではヌボッとして空気みたいな女。不思議な組合せだとは思う。ちなみに、この担任はだいたいの人に嫌われてる。それでも私はこの人の生徒になって3年目だし、なんだかんだ慣れる。同じ3年目でも嫌ってる人はいるけど。
それでもクラスの中でたった1人、Nちゃんと仲いい子として私を選んでくれたのが素直に嬉しかった。なんだかんだ私のこと信じてくれてるんだなって。それで、素直に肯定できる自分も、なんだかんだ先生のこと信じてるんだなって。
明日の放課後、Nちゃんのいる病院に先生と行ってきます。