私の夫は癌です。
余命も宣告されています。
どうしても気持ちの整理がつきません。
まだ結婚したばかりなのに。
前の彼とも死別したのに。
なんで私ばかり、と考えてしまいます。
一番辛いのは夫だという事もわかっていますが、毎日鬱々とすごしています。
私が夫について逝きたい、と言うと夫は、くまのぬいぐるみを指さし『死んだらあれにのりうつって一休を守るから。』と言ってくれます。
だけど私は夫がいなくなったらと思うと恐ろしくてたまりません。
どうしたら残された時間を少しでも楽しく夫とすごせるでしょうか?
42258通目の宛名のないメール
お返事が届いています
沙樹
初めまして。この小瓶、何度読んでもお返事が書き出せませんでした。到底私には有意義なお返事ができるほどの経験も想像力もアイディアもないからです。
でも、ただ少しでも寄り添いたいと思い、やはり何か書くことにします。
(以下は以前この宛メでとある方のお返事を読み、それがすごく腑に落ちて頭に残ったので、似たことを書いていると思います。また、「心配事の9割は起こらない」という本からも一部影響を受けました。)
生あるものは、いつか必ず生を全うし、人生を終えます。
私も、この宛メにいる方々も、小瓶主さんも、
全員、最後は同じところにいきます。
早いか遅いか、事故か病気か老衰かの違いはあるけれど
泣いても喚いても、皆いつか必ず死にます。
どうにもならないことは、どうにかしようとしない。
ただ、ただ、あるがままに、受け止めること。
「どうにかできること」だけに、すべてを捧げよう。
私の夫はかなり年上なので、誰かの死に触れるたびに先に逝ってしまう想像をしては、涙が止まらなくなります。そして落ち着いたら、冷静に上記のことを思います。
私の父は、40代で突然死にました。思い出も数えるほどしかなく、最後に交わした言葉がなんだったのかもわかりません。
今現在、旦那さまは生きておられます。まだ死んでいないのです。
どうしたら少しでも楽しく過ごせるか。
「今この瞬間だけを、目の前だけを見て過ごすこと。」
すごく難しいのは承知ですが、本当にこれに尽きるのだと思います。
拙い文章で申し訳ありませんでした。
おふたりの心が少しでも穏やかでいられますよう、祈っています。
ななしさん
私は祖母と一緒に折り紙で花束を作りました。
いろんな花の作り方を教わって。祖母は手先が器用で折り紙も上手で、私は自分のが恥ずかしかったなあ。
出来上がった花束は交換しました。それを水のない花瓶に入れて、祖母はずっと病室に置いてくれてました。
会う人皆に「孫が作ったのよ」って自慢してたそうです。家族で最後に撮った写真も、それを胸に抱いて写っています。
お別れの時、私が渡した花束は、お棺に入れて、一緒に天国に持っていってもらいました。
祖母からもらった花束は、今でも部屋にあります。
祖母と繋がっているような気がします。
花束だけじゃなく、あの時間全部が、祖母にとって、私への形見だったんだと思います。
私への愛情とか願いとか、そういう気持ちを遺したかったんだと思います。
旦那さまにも、きっと遺したいものがあると思います。
あなたが本当に後追いをするかもしれないと、そう危惧するなら、なおのこと、思い止まらせる為の何かが必要だと、思っているかもしれません。
月並みですが、手紙を送り合うのはどうでしょうか。
似顔絵とか、人形とか。
旦那様の姿が見えなくなっても、あなたへの温もりをずっと感じられるように。
まとまらない文ですみません。
ななしさん
「どうしたら残された時間を少しでも楽しく夫とすごせるでしょうか」
「どうしたら残された時間を楽しく夫とすごせるでしょうか」
「どうしたら楽しく夫とすごせるでしょうか」
一番大事なことがわかってるなら大丈夫です。残り時間なんか気にしてる暇があるんですか?悲しむのは後でいいとは思いませんか?「何がしたい?」って互いに聞いてみるのはどうですか?嫌な話をするとですね、ご主人より先にあなたがどうにかなってしまう可能性もあるわけでしょ?不安という化物の好物は未来と時間じゃないかなと私は思います。
ななしさん
「世にも美しいガンの治し方」で、検索してみてください
こんなことしか言えなくてごめんね。
一休さんと旦那様が笑顔で過ごせる日々が、少しでも早く訪れますように。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。