人から愛されない「自分」。
普通のことができない「自分」。
なんにもない「自分」。
現実は非情で金がなきゃ生きられないと思ってる「自分」。
それらはきっと全部、正しいのだろう。
他人にとって、社会にとって、当然のことなんだろう。
でも…
そんなどうしようもない存在だった「自分」を『自分』が、ずっと嫌ってたんだ。
いまも変わらず、どうしようもない存在。
なんにも良くなってないし、職も金もない。
小瓶に書き込んだり幸せな世界を想像したり
面倒事は避けまくったり
現実逃避することだけは本当に上手い。
きっと救われないだろう。
この世からいなくなることになるだろう。
誰からも愛されることもないだろう。
もう、それでもいい。
疲れた。
得れば失う恐怖に苛まれる『自分』の望みなんて、もう意味がないんだ。
いい年して何言ってんだって声が聞こえてくる。
普通の、まっとうな人間になれって声が聞こえる。
まだ間に合う、努力すれば、努力しろって声が………
さようなら。
この世界に。
雑音に。
『自分』に!