口を開くつもりはないけれど、私はアニメの暴力シーンが苦手だ
小説など文章で戦闘表現がされているもの、漫画などでそういった描写がされているもの、ドラマなどで役者さんが体を張ることは受け入れられる
特に、スタントマンなしで武闘披露するジャッキー・チェン氏は素晴らしいと思う
好戦的な登場人物を推すこともある
けれど、某龍球や某海賊アニメのそれには思わず目を背けたくなるのだ
先だって天下一武○会で女の子が血を吐くほどボコボコにされる場面があった
話の都合上必要なのだとは思う、ファンである家族の前で貶すつもりもない、静かに席を立つしか出来ない私だが『痛そうだし、出来れば見たくないなぁ』と思ってしまう
基本的にモノクロの漫画媒体と違い、アニメは彩色されている
余計に生々しく思えるから苦手なのか、と分析してみたけれど、同じように暴力シーンのあるアニメにも私が楽しむことができるものが多くある
ならば上記2タイトルを私が好んでいないからかと思ってみたが、確かに大方の登場人物や話こそ受け入れられない(正直に書けばとても嫌っている、それを知る妹が「読めば変わるよ!」と原作漫画を薦めてくるたびに苦痛で仕方ない)ながらも、その性格や生き筋に惹かれたキャラクターがいる
そんな数少ない登場人物たちの戦闘描写を見たくないかと問われれば、それもまた違うのである
アニメや漫画などで『キャラクターが恥をかくシーンを苦手』とする気持ちを『共感性羞恥』というそうだ
考えてみれば、推している登場人物の赤っ恥シーンについては私にもこれが発動していると思う
誰にも説明する気はないから話したことは一度もないけれど、この話題を取り上げた番組を見て思わず納得したことは鮮明に覚えている
ドッキリ番組は苦手であるし、寝起きに奇襲をかけるタイプのそれは輪をかけて嫌いだ
言葉にこそ出さないけれど、笑える人たちがいるのだから世界は広いのだなと思う
その人たちを責めるつもりなど微塵もないし、体を張って笑いをとることで生計を立てる方々もいる
素直にすごいと思うし、需要と供給がマッチしているとも思う
前時代の、それこそ化石のような考え方の私だけれど、これは元来であるから今更変えようもない
マイノリティだからこそそういった表現と上手に付き合っていかなければならないだろうが、『大悟して見る』ことも出来ずに対処法を探すのは些か疲れた
名前のない小瓶
54539通目の宛名のないメール
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ななしさん
私も暴力シーンが苦手で、銃とか剣みたいな武器が出た時点で無理です。
なのでいつも「みなみけ」とか「日常」とか見てます。
ななしさん
私も苦手です。また、女性を痛めつけるのは何の意味があるのか理解できません。確かに軍隊では、女性の兵士に辛く当たるそうですが。最近、改憲や戦争戦争と騒がれるようになり「漫画やアニメ、映画はプロバカンダなのか?」と疑い始めました。戦争になり、私の兄弟や友人の子供が戦地で泣かないことを祈っております。私も子供がいたら、やりきれないでしょうから…。
ななしさん
弱い存在が痛めつけられるシーンの描写は当然不快なものです。
芸術やエンタメを介してもその嫌悪感はとれず、しかもそれはシナリオ上使いやすいモチーフであり、それ自体に観る者の好奇心を揺さぶる強い魔力があります。
TVニュースで悲惨な事故ばかり流すのはそういう効果を狙ってのことだと思います。
おっしゃる通りそのエッセンスを否定しようとは私も思いません。こちらが回避するしかなさそうです。
しかしながら製作者が不本意ながら表現している場合と、それそのものを演出の一部としている場合があるような気がします。
私の場合、前者は作品の面白さ>シーンの不快さで我慢できる場合が多いです。
私は監督名や作風を事前に調べて回避を心がけていますが、
それでもそういったシーンは往々にして唐突に襲ってくるので対処が難しいですよね。
覚悟してまで作品をみる必要はないと思いますが、もしエグいシーンに出くわした場合、私は即座に視聴を辞め無理矢理にでも違うことを考えたり、気分転換に勤しみます。
かなり難しいですが、それでも一瞬でも思い出すことも意地でも拒否します。
思い出しそうになったら事前に関係ないキーワードを決めて、それを無理やり引っ張ってくるのがコツです。
非常に大げさだとは思いますが、そのことを思い出す=その時の不快さを脳内で再度体感してるも同義です。それはかなりバカバカしいです。
傷ついた自分を再び繰り返す必要はありません。
ななしさん
実は別に暴力シーンが苦手というわけではないのでは?
戦うキャラクターの表情だとか、背景だとか、
流血や気絶などの表現だとか。
絵柄でもイメージは変わるし、
何かもっと細かいところに拒絶反応が起こるのかもしれない。
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