ー無視された
もう知らない。
俺が親しくなりたいと思っていても、相手からは大したことないただのうざいやつなのだろう。
もういいや。
頑張ってるのがアホらしくなった。
優しい奴が損をする。そんな世の中だというのは薄々気づいていた。
だが、微かに見える希望に寄り縋ろうとする自分がいた。だからその希望をつかもうと探そうとした。
だけど今はもうその希望は見えない。
目の前に誰かが立って邪魔をする。見えないようにする。
いつだってそうだった。振り回されてばかりだった。
見失わないように必死で追いかけてた。
繋ぎ止めていたかった。関係を
でも無理だった。
個人曰くー周りに代わって欲しいなら自分がまず変わらないといけない。らしいが俺が変わろうと何かしたところで何にも変わらない。無慈悲な世の中がそこにあるのだと、気づいただけである。
なんだかこう考えていると無性に死に干渉しそうになる。
俺を生かしていた微かな何かが消えてしまったのなら、もういいのではないだろうかと何かが耳元で囁く。
自分が行ってることに対していつも正しいのだと正当化する自分がいた。
何一つ持ってないし、何一つとして収穫もないくせに、諦めないでいようとする滑稽な自分がいた。
ああ、俺が死んで泣いてくれるやつはいるんだろうか。また戻ってきて欲しいと、会いたいと涙を流してくれるやつはいるのだろうか。
俺には沢山いる。死んでほしくないしいつまでも一緒にいたいと思う人が。
でもそれは俺が思い込んでるだけである。
例えば俺にはこんな体験談がある。
小2の頃ぼっちだったら俺に話しかけてくれた男が二人いた。いつも一緒に帰っていた。口下手であまり対人関係を持ったことない俺にとってその人たちは勘違いするには充分な材料であった。
ある日のことだ。「遠足」という名目の集団行動が始まったのである。俺は勿論あの二人と一緒に行くのだろうなぁと思っていた。しかし、あの二人にはもっと仲のいい人が沢山いた。俺は除け者扱いされることになった。
そして俺は気づいたのである。
友達だと思っていたのは俺だけだったのかと。
このように自分の思い込みを人に押し付けるのは良くないのである。
相手からしてみれば烏滸がましくて鬱陶しい邪魔者でしかないのである。
だからもう自分の感情だけでは動かない
ー俺はもうなんのために生きているのか。わからなくなっていたのだ。
毎日なんとなく生きる日々。
やりたいこともない。
趣味もない。遊ぶ人もいない。
ただ、ぼーっと空を眺めたり寝たりネットをチラッと見る日々。
なんの意味があるのだろう。俺が生きていてなにか利益をもたらしている人がいるのだろうか。
なぜ無視するのだろう。嫌いだから?返信したくないから?それともサプライズ?回線が重い?ラインの陰謀?俺の携帯がおかしい?
もうわからない。
ぐるぐるとまわるおれの杞憂に終わりはあるのだろうか。
まあでももう疲れたし、終わりは案外あっけないのかもな。
なんてことを幽遊白書の一話を見て思うあたり、俺は末期なのだろうかと思った夜である
名前のない小瓶
55393通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
もしかしてoさんかな?そんなわけ、ないか。
ちょっと文面が、似ていたから。
書き方がね。
通りすがりの1意見。
こおゆう書き方をする人は、
親分かリーダー的な人にかんじるんだょね。
私も含め大多数の人は凡夫なワケよ。
やりたい事がないなんて
そんな淋しい事を言わないで
欲しいのです。
私は事故にも合ってもひかれても、
生きてます。
花は咲きたいから咲いている。
利益なんて考えていない。
じゃああなたは、野に咲いた花を利益にならない、なんて見るのかい?
そんな小さい人だとは思っていない。
機会は道具。
もっと自分に、優しくして
良いのじゃない?
ななしさん
私も媚び売って、金魚のフンみたいに置いてかれないようにしてた。しまいには、金ヅルにされて。いじられキャラという名のイジメで死にかけるまで、トモダチだった。わかんないだよね、必死だから
ななしさん
横レス)
3通目さん、
適切〜〜・・・
(わたしも、思い当たる部分があったので
読めてよかった、ありがとう!)
ななしさん
遠足のエピソードで、主さんは思い込みが激しいというよりは、0か100という考え方をするタイプなのかな?と思いました。
幼い頃、主さんの中では、クラスは「友達」と「ただのクラスメイト」の2種類しかなかった。
でも、相手の子達にとってはおそらく「仲良しランキング」があって、一緒に帰るだけのあなたは10位、遠足をずっと一緒に行動したい人はトップ3に入る子だった。
除け者にされたわけじゃない。初めから土俵が違うのです。そして違っても、彼らにとってはあなたも友達の枠には入っていたはずなんです。
決してあなたが勘違いして「俺ら友達だよね」と押し付けていたわけではないと思います。
食べもので考えたらわかるんじゃないでしょうか。
「中華丼と親子丼、どっちが好き?」と聞かれて、中華丼と答えても、イコール親子丼が嫌いという理屈にはなりませんよね?中華丼がより好きというだけ。
だから 「(自分の考える・理想とする)友達らしい行動をしてもらえなかった」=「友達じゃなかったんだ」というのは、あまりに0か100、極端な判断基準だと思います。理解力や人間観察の力もまだ弱かった小学生当時ならともかく、今もその記憶に心が痛んでいるのなら、その極端さがやりづらい原因のような気がしました。
「あなたが1番仲良しだよ」と言ってくれる人なんて、ほぼいない。つまりほとんどの人が、仲良しランキング2位3位、或いは100位としての扱いを受けているわけです。でも相手との付き合いの長さや深さからその順位が妥当だと思い、納得出来るから傷つかない。
傷つかないから、相手に不安げな態度を取ったり、無理に側に行こうともしない。
すると気持ち良い距離が保て、一緒にいる時間の居心地が良くなり、勝手に相手の中での仲良しランキングを上げてもらえるんです。
「俺が死んで泣いてくれる奴はいるのか」
「いつまでも一緒にいたい」
ここにも極端な感じが出ているかも。
おそらくあなたは、短期間の付き合いで、まだよく知らない人でも愛せる気質なのでしょう。仮に「1人は寂しいから」などという側面があるとしても、相手の良い所や好きになれそうな所を見つけ、好感を持つのがうまいのだと思います。
ただ、愛が熟成するのに必要な時間は人それぞれだというのを意識した方がいいかもしれません。浅い関係では好きも嫌いも考えられない人も、必要最低限の知り合いさえいればいい人もいるのです。
あなたの方の事情はわかりませんが、1度授業でたまたま隣になっただけの人にガンガン距離を詰めてこようとされ、勝手に共通の知り合いからLINEを知られ、たまらず挨拶もLINEも止めて離れた経験を忘れられない自分からすると、一概に「無視なんてひどいね」と言えないのが正直な所です。
最後に。
優しい奴が損をするというのは違います。
損をするのは、優しいに見せかけた違うものです。
例えば「人の要望に耳を傾ける優しさ」と「何でも言うこと聞いてしまう都合よさ」は違います。
「支えてあげる優しさ」と「嫌われたくなくて自分が借金までして貢ぐ」も違います。「優しい気遣いのある会話」と「何でも曖昧で、はっきり言わない」も、「後輩を優しく見守る」と「後輩のミスを見てみぬふりをする」も違います。
要するに「自分は優しくしている」と「実際に優しく出来ている」は違うということです。
恋愛は努力だけでどうにかなるものではないので難しいですが、友達や上下関係であってもあなたの施す優しさがあまりに実らないのなら、それは優しさに見える何か別のものだと思います。
まりちゃん
>何一つ持ってないし、何一つとして収穫もないくせに、諦めないでいようとする滑稽な自分がいた。
これって、滑稽なのかなぁ?
ななしさん
主さんは仲良くなりたかった相手を繋ぎとめたかったと仰っていますが、繋ぎとめようと躍起になりすぎて相手からしたら、その繋ぎとめようと主さんが起こした行動を好きにはなれなかったのかな?ということ。そして主さんは自分を見て欲しかった。だけど、もしかしたら主さんと相手側の心の温度差みたいなものがあまりにも違い過ぎていたのかな…と。趣味は無いよりあったほうが世界が違うようにみえるみたいです。
そして自分も幽遊白書見ていました。
主人公はまさか周囲の人間達が自分の為に涙を流すなんて考えていなかったみたいです。でもね、みんな誰かしらには必要とされますし、やはり他人でも誰か消えてしまったら悲しいですよ。ぼーっとする時間を、趣味探しや友達を作る為に新しい環境を見つけていくような、そんな時間にしません?
そしてアドバイスですが、資格オタクになるのもいいかもしれません。悩むひますら無いぐらい忙しくしましょうよ。自分の為にもなりますし、資格持ったら損は無いでしょう?
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。