将来への不安も現状への不満も全部捨て去るにはもう死ぬしかないのだろうか。
ずっと頑張ってきた、自分なりに努力してきたつもりだった。でも報われなかった。一度打ち拉がれたくらいで立ち上がらないなんて甘ったれなのかもしれない。でも失敗を避けるために今まで自分自身に強烈なまでのプレッシャーを掛け続けてきた。その状況にずっと耐え抜いてきた。少しぐらい報われてくれたっていいじゃないか。推薦の条件は満たしているに一般受験をわざわざ選択したのは私だ。必死に机にかじりついて、私をサポートしてくれる両親に恩返しがしたくて毎日毎日しんどくてもずっと努力してきた。でも結局は国の政策に振り回されて、はいお終い。なんて呆気ない。居場所も夢もなくなった。いたいと思う場所も特にない。やりたい事なんてもう想像できない。叶えられないことを想像して夢を叶えられない自分に気づく度心が死んでいく気がする。周りの友人は大学受験氷河期を乗り越えたものの皆希望の大学には行けなかった。あー、なんなんだろうなこの人生。前世で村でも燃やしたかな。この国にいたくない、でも国を出る度胸も家族や友人と離れて生きるメンタルの強さも私にはない。八方塞がりでどんどんどんどん海の底に沈んでいく。いつか溺れて死ぬのだろう。でもそのいつかは分からない。明日かもしれないし十年後かもしれない。何もわからない。誰とも会いたくない。全部捨てて楽になりたい。自分もこの世界も全部大嫌いだ。でも何故だか捨てられない。私はずっと楽になんてなれないのかもしれない。