宛名のないメール

石鏡さんこんばんは
小瓶を読んで、涙が流れました。
ひどく、素敵な内容だったから。
あなたはすごく素敵な人です。
間違いありません。

私も、夢があります。
総合商社で働くことです。
世界を渡り歩いて、いろんな人と出会い、話し、一人でも多くの人を「笑顔」に、「幸せ」にするという夢です。
だから、大学に直通で行ける本庄を目指したのですが。
家のパソコンに映った、「不合格」という文字が忘れられません。
私は頑張ることができませんでした。
頑張らなくても受かるところなんかじゃなかったのに、頑張れませんでした。
頑張りたいのに頑張れない苦しさはすごくよくわかります。
でもダメなんです。
辛くてもやりたくなくても、続けなくては。
勉強をしなければならないんです。

ってのを学べたので、私の挑戦は無駄になりませんでした。
挑んで、よかったです。
小瓶を見て。
あなたは決して、開き直っているのではないはずです。
あなたは自分の夢を見つめ直して、やる気を出したんですよね？
そうです。そうなはずです。
ええ、一緒に頑張りましょう。
春は素敵ですね。
これからの生活にまだ自信がなくても、無謀な目標を立てることができますから。
ただ、その目標を無謀でないものにするには、私たち個人の努力が関係しますね。
高校生活で私はトップを狙い続けます。
あなたは、早く合格しちゃってください！
夢を、一緒に叶えましょう。
春風に乗せて、このお返事をあなたへ・・・小瓶を見る

紬ちゃんへ。もう付き合うっていうのやめるか。君にも大切な人がたくさんできたみたいだしね。何より、私がもうダメかもしれないんだ