【title:自傷≒自証】
(Jiggling semi emotions ×4)
朦朧が明ける街
白詰草を踏みにじる民衆
若芽が2つになるとか 馬鹿げた話
剃刀で剥げる脚
酷く手持ち無沙汰の僕を一蹴
重ねた嘘見透けば !(雨垂れ)はなし
赤黒の迷彩柄
腕を焼き尽くし 分かつ紫外線
触れる空気は 人よりも冷たくて
分かってた 分かってたのに
後戻りは夢のそのまたその向こう
悪趣味と善の感情はねじれの位置にある
どちらも都合よくなんてうまい具合にいかなくて
自己への愛情表現 なんだかいけ好かない
利き手が震えちゃってるんだ
握る手の平深くバツをつけて
瞳孔が失せる間に
気をつけ礼を取り乱す血臭
ちんけな僕の居ずには 幸せならしい
片脚で駆ける餓鬼
脆く汚し果てた弥勒は撤収
ジレンマから逃げれば 銅(あかがね)の錆
モノクロの人生柄
胸の吹き回し 暁凱旋
熟れる勇気は 一晩で不貞腐れ
分かってた 分かってたのに
夢語りは闇のそのまたその向こう
悪趣味と善の感情が平行の位置にある
どちらか都合よくでさえうまい具合にいかなくて
地獄の存在証明 過程さえ否めない
聞き手が飽きて去ってくんだ
開く手の甲深くマルをつけて
分かってた 分かってたのに
自分を殺めちゃ駄目だってことを
分かってた 分かってたのに
悪趣味と善の感情は交わる位置にある
誰かを疎む欲謳う昏い未来にケリつけて
希望の退場宣言 なんだかいけ好かない
右手が崩れ散ってくんだ
揺らぐ心奥深く穴を開けて
(Jiggling all emotions ×4)
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