解った。理解できたぞ！どうしてこうも、言葉のみのコミュニケーションで、いざこざ、すれ違いが発生しやすいのか。人間は顔を見合わせて

解った。理解できたぞ！

どうしてこうも、言葉のみのコミュニケーションで、いざこざ、すれ違いが発生しやすいのか。

人間は顔を見合わせて、その場で対面し、コミュニケーションを取るのが普通だが、言葉のみでのSNSだと、情報量が少ないために齟齬が起こりやすいというのは、理解しやすいかと思う。

その内実だ。

情報量において、言葉を発した、発信者のその状況、人間を知らないという点がある。

ある程度付き合いの長い人間なら、今まで交流してきた経験に基づく感覚から、言葉に込められたニュアンスや、見えない部分での表情、声色が想像しやすい。
（多くの場合、目で表情や身振りを見、耳で声や音を聞き、それら全てをまとめた上で、感情や意味の洞察を測っているのだと思う）

言葉の意味をどこまで含めて使っているか、何を主語としているのか、何を伝えたいのか、あるいは伝えるつもりはなく、自分の独り言のようなものなのか。
人への理解によって、それらも想像が付くだろう。

だが、そうでない場合、それら、身振り手振りなどをも含めた、「場の空気」というものが伝わってこない。
背景が語られていても、その場に居合わせたりして、体験した情報より伝わって来にくい。

しかも、それは付き合いの長い人間でも同じ事だ。（落とし穴）

「想像」なのだ。

勿論、コミュニケーションであるという、現実的な部分から、基本的な事、根本的な事は変わらない。

だが、情報量が少なくなると、対象を理解、把握する為には、推測という想像が、より多く必要になってくる。

つまり、必然的に、文字だけのコミュニケーションなどでは、誤解や、先入観、偏見による行き違いが起きやすいのだ。
（受信者の観点から言えば、噂話なども同様）

なので、そういった場合のコミュニケーションでは、殊更に、自身が先入観や偏見を持ちやすいのだという自覚をした上で、解釈を進める必要性があると思う。
（「解らない事は解らない」として、考えを進めない、などとも）

そうあれれば、受信者としても発信者としても、読んで感じる「傷付けられたという感覚」や、伝えようとした中「傷付けた」という可能性を、少しだとしても減らせる行動へと繋がって行けるのではないか、と思ったのだ。

俺は、自分の感覚として、理解を深める事が出来た。
だが、これを読んでもピンとこない方がいらっしゃったとして、不思議ではないとも思う。

言葉は、発信したい事の全てを伝えられる情報ではない。

当然、この、はっきりした、理解が深まったという喜び、閃きに似た気付きの嬉しさ、と言った感覚までを共有する事はできない。
（しかもそこについて詳しく描写してないし）

だが、覚えておいて欲しい。
基本的に、情報を得た時には、「自分の感覚」に解釈が大きく関わっている、という事を。

その「自分の感覚」から、情報を発信しているという事を。

それを伝えようとする、やりとりの連続が、コミュニケーションなのだという事を。



…最後に、ちょっと気になったので、これを読んでくれた方の中から、もし良ければ気が向いたという方へ聞いてみたいのだが…
この文面を読んで、俺はどんな人間だと、表情付けて（性格でも声色でもなんでも）読まれていたのだろうか？
（特にないなら、ないでも）

感覚を言語化するのは難しい所もあるかもしれないが、自分自身がどのような視点を持って、文面を通じて見られていた（想像されている）のか興味が湧いたので。