例え部下に対してだとしても、期待するなら相応のサポートや助言をして後押しをすべきだと思います。期待と口で言うだけで丸投げなら無能な上司の典型です。
そしてもし友達や恋人が相手なら「期待」という言葉を使うこと自体が傲慢。「親切にしたい」じゃなくて「親切にしてあげてる」って意識だから、結局あとで「同じくらい返してよ」って期待する、見返りを求める気持ちが出てくるのでしょう。それはとても押し付けがましく傲慢だと思います。
これからあなたに会う人は、あなたに何か親切をしても、素直な「ありがとう」でなく、「最初だけでしょう」とか「信じちゃいけない、期待しちゃいけない」とか思われていくのでしょうか。それは相手に気の毒だし、あまりに失礼ではありませんか。そういう斜に構える態度は、きっと相手に勘づかれます。
信じやすく期待しやすい、というのは、裏を返せば、関係構築を相手に任せきりにしている、とも言えます。
相手が優しいから好き。助けてくれたから信じる。相手が嫌なことをしてきたからもう嫌い。これはとても受け身です。相手の行動だけで判断してしまっている。
そんな単純で受け身な判断ではなくて、例えば嬉しかったら狂喜乱舞して喜びを伝えるとか、嫌なことをされたらすぐにそれは嫌だと伝えてもうやらないようにしてもらうとか、相手をずっと好きでいる為に自分からアクションを起こして、それを積み重ねていくことで、良好な関係が出来上がると思うんですよ。
いつまでも相手を好きだと思える為に、長く仲良く過ごせる為に、自分が何をやればいいかを考えてみるといいのではないでしょうか。