高校2年生の女子です。進路について悩んでいます。私は政治学や政策学、福祉学に興味があり、社会的弱者というか、生きづらさを抱えた人たち(発達障害、こどもの貧困、心の病気、セクシャルマイノリティ、不登校などの問題に興味があります)にとって生きやすい社会を作りたいという気持ちがあります。公務員になるなども考えていますが、ほかの職業で、何かそのようなことができるものはないでしょうか。また、公務員でそのようなことに携わることはできるでしょうか。アバウトな夢ですみません。自分の中で色々考えてみると、学生に対して特に何かアプローチできたらと思っているような気がするので、そういった問題を直接解決する手助けではなく、それらについての情報を発信するなどでもいいのかもしれません。
また、助産師にも興味があります。
どちらについてでもいいので、何か少しでもアドバイスをもらえると、嬉しいです。
ななしさん
初めまして。
大学で福祉学を学んでいた者です。
現場で直接的に社会的弱者の方々をサポートしたいと考えているのであれば、“社会福祉士”という資格があります。
少し調べて見ていただければ分かると思いますが、様々なところで社会福祉士の資格をもった人々が働いています。(例えば、病院、障害者施設、老人施設、児童福祉施設、公務員の福祉職など)
ですが、直接困っている人々の相談に乗り、支援行うだけあって、精神的に参ってしまう人が多いのも事実です。
お給料も決して高いとは言えないので……
それに社会福祉士は国家資格ですが、合格率が3割近くとかなり低いです。ですが、しっかり勉強されたらなら、合格できるはずです。
社会福祉士は、福祉系の4年大学で指定科目を履修した後(福祉施設での実習もあります)、受験することができます。
短大卒等でも受験可能ですが、実務経験を求められたり、短期養成所の卒業が必要になったりしますね……。
もし福祉系の大学に進学されるようでしたら、「卒業生の進路」を見ておくと良いですよ。
障害者施設、老人施設、児童福祉施設……各学校によって、それぞれ就職率が全く変わってきますから。
また、児童福祉施設に勤務して、そのような方々を支援したいと考えられているのなら、社会福祉士以外の資格(保育士や看護師、教員免許)等を使って働くことも可能です。
(施設によっては、社会福祉士の人数は足りているので、保育士や看護師の免許を持っている方が欲しいという施設もあります)
あとは、そういった活動(不登校生への支援)をされているNPO法人等にボランティア活動として参加してみる等も、手段の一つではないかと。
一度、ボランティア活動として参加されることで、自分に向いているかや、実際の現場の雰囲気が分かると思います。
本業にしなくても、ボランティア等で関わっていく手段はたくさんありますよ。
あとは、心理学系の大学へ行ってカウンセラーになるという道もありますね。
生き辛さを抱えた人々を支援するお仕事はら本当に沢山種類あります。
本業にしている人、ボランティアで支えている人、副業で休みの日だけパートとして働いている人、関わり方も人それぞれです。
此処に書いたことはほんの一例ですので、自分に合った携わり方を見つけてみてください。
貴方が自分に会った進路を見つけられることを祈っています。