私は今年から高校に入学しました。入ったのは地元でも有名な進学校です。
私がその学校に入った理由は、やりたいことが探せる場所が普通校であると聞いたからです。
ですが、入学して一ヶ月で進路希望を聞かれました。一応大学進学にしたのですが、自分のやりたいことはまだ見つかっていません。
進路希望調査は結構頻繁にあって、周りの決まっている人を見ると、すごく焦ります。
また、やりたいことが決まっていないので、勉強にもやる気が出ません。やらなければいけないことは自分でもわかっているのですが、どうしてもうまく出来ません。
進学校なだけあって授業ペースが早く、すでに授業にはついていけていません。
このままではいけない事は重々承知しています。でも、自分のやる気の出し方がわかりません。
こんなことが続くと、自分がどうしようもなくダメな人間のように感じてしまい、どんどん無気力になってしまいます。
負のループから抜け出したいのですが、なかなかうまくいきません。
学校では、あまり中の良い子が作れていません。クラスの雰囲気も肌に合わず、教室にいることが苦痛に感じます。休み時間は1人でいることが多いです。
また、前の席、隣の席が生理的に苦手な子で、自分の席にいたくありません。これは、席替えまでの我慢ですが……。
クラスの担任は苦手なタイプで、副担任はずっと英語で喋る先生なので、何を言っているのかわからないことが多いです。
その他の授業担当の先生は、勿論いい人もいますが、個人的に合わない人が多いと感じます。
部活は楽しいのですが、先輩方の喧嘩が結構な頻度であり、その中にいるのはつらいです。
また、顧問の先生は生理的に無理です。悪い先生ではないのですが、どうしても受け付けれません。
家族は母を死別で失っています。もうだいぶ前の事ですが、今でも時たま辛くなります。
父は再婚しており、新しく母と妹ができました。しかし、自分はずっと末っ子だったので、妹とはあまり上手くやれていません。
新しい母とも上手くいかず、家の中でもあまり心が安らぎません。
父は私のことを理解してくれますが、家族に夢みがちなところがあり、私と新しい母を仲良くさせようとしてきます。
兄は学校生活を楽しんでいます。新しい家族とも上手くやっています。そんな姿をみると、自分に劣等感を感じます。
学校を休みたいと思った事はあります。ですが、それを言い出すのはとても怖かったので、いえていません。
家族の問題は、誰に相談したらいいのか分からなくて、ずっと1人で抱えていました。
どんな事でもいいので、アドバイスをして頂けると有り難いです。お願いします。
124817通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
あなたは気が進まないだろうし、何でと思うかもしれないけど、とにかく進学できるだけの学力は維持しようね。
家庭問題も学校のあなたを取り巻く環境もそうだけれど、今の段階であなた自身の力で解決できる問題は、唯一勉強することだけ。
あなたの現状は気の毒だと思う。
だけど、とりあえず周囲には目を塞いで、時間を進めてから考えることにしないと、いつまでももがき続けるだけで、そこからは逃れられなくなってしまう。
学校で居場所がなくても、いずれその学校も終わる。
家庭で居場所がなくても、あなたがこれから生きる世界に飛び出す力があれば、そこから抜け出せる。
とにかく独り立ちできる力をつけることがあなたの目標。
だから、今は進路が見えないとしても、力を蓄えて選択肢を増やすために、勉強して進学して最低でも大卒の資格を取得しないとね。
もちろん途中で夢が見えたなら、そこへ向かう努力をすればいい。
あなたにはまだ血縁の父親と兄がいる。
利用といっては語弊があるかもしれないけれど、頼れる部分は頼っていいんだよ。
困ったことがあるなら、まず相談して。
やってもダメなら、違う手段を考える。
言いづらいかもしれないけど、相談する前から一人で抱え込まないようにね。
ななしさん
独り暮らしをしたいと思った事はありますか?
全国各地に散らばる大学や専門学校の中から、「この土地に住んでみたい」と思えるような場所を探して、そこを志望校にするというのも一つの手かな、なんて思いました。
北海道から沖縄まで、国内だけでなく海外もいいですね。
今お住まいの所からさほど離れていない街でも、素敵な場所は見つかるかもしれません。
これから先、受験までには1年次に決めた進路を変更する同級生も出てくるでしょう。
先生方はせっつくかもしれませんが、そこまで焦らずともいいような気もします。
部活のこと、先輩はいずれ引退しますから、それまで待つという選択肢もあります。
あまりにも苦痛なら「喧嘩しすぎじゃないですか?辛いです」と軽く言ってみてもいいかもしれません。
理由があれば説明してもらえるか、反省して改めてくれたら一番いいですね。
でも、顧問の先生の他にも生理的に無理な先生や同級生、合わない先生が多いのは大変ですね・・・
私も高校の先生方とはあまり良い関係を築けず、なんとなく居心地の良くない3年間を過ごしました。
終始「教壇を間に挟んだ教員と生徒」という認識で、割り切って学校には通い続けましたが、恩師と慕えるような先生と巡り合えなかったのは、今思い返しても少し残念ではあります。
家の問題も、私は主に金銭関係だったのですが、やはりリツさんと同じように誰にも言えませんでした。
誰に言っても何も変わらない、友達に聞かせても重たいだけの話だと考えていたから。
もし少しでも打ち明けられていたら、他の誰かが「私も、実はね」と背負った荷物の重さを教えてくれたかもしれません。
その人と互いに支えあえたのかもしれません。
でも私はそうすることを選びませんでした。
何の問題も抱えていない人として見てもらい、気楽で希薄な関係を保つことを選びました。
苦しくなかったわけじゃないけど、学校の中でだけは家の事を忘れていられました。
私にとって高校って、そういう場所でした。
アドバイスにもならない自分語りになってしまいました、ごめんなさい。
ひとつの事例として、こんな凌ぎ方をした人もいる、という程度に受け止めていただければ幸いです。
最後になりましたが、お母様のご冥福をお祈り申し上げます。
ななしさん
今のあなたの生活の中に ストレスとなる物が複合しており 心の中が安らぐ事なく毎日を過ごしている為 気力を失われているのかなと思います。
① 新しい学校生活
② 友達や 先生と馴染めない
③ お母さんとの 死別
④ 新しい家族との生活
先ず解決したいのが ④ です 新しい家族と 親しくなれ というのが無理な話です あなたの心はお母さんへの愛でいっぱいなのです。 うまくやらなくていいのです。お父さんに話してみませんか?ムリに仲良くさせようとしないでって。焦りがあなたの負担になっていると思います。新たな家族との絆 は時間をかけてゆっくり結ばれます。あなたの安らぐ空間作りを優先に。今は新しい家族と 少し距離を置くのが良いかも知れませんよ。あなたは今 思春期でもありますから。
安らぐ場所ができますと ①と② 学校生活や 友達との付き合いも 自然に良い形になってゆくと思います。勉強の遅れは解らなくなった所から 出来る範囲.復習して下さい。学校の先生が苦手なら塾の先生に 理解できるまで教わって下さい。あなたは元々頭の良い方だと思います。今からでも大丈夫です。進路は 今は 漠然と思い浮かぶ物で 良いような気がします。人を助ける職に就きたい 人に教える職がいいかな… 何か研究する人になりたい とか。具体的ではなく ふわっと浮かんだ物。まだまだ時間はありますから。心配しなくて大丈夫です。
文章を短く纏め 具体策は書けませんでしたが あなたが楽しい毎日を送れるようになります事を 願っております。
ななしさん
アドバイスなんて、とてもできませんけれど…
家庭環境が複雑なのは、精神の安定にはかなりのマイナス要素でしょうね。
生理的に無理な人が、結構な人数いるのも辛そうです。
やりたいこと、別に特になくても構わないと思うんですけどね。
何となく進学、でとりあえず十分です。
「キラキラポジティブ崇拝」(将来の夢があります!毎日頑張ってます!楽しいです!充実してます!いつもやる気MAXです!今は辛いこともあるけど頑張ります!…等々が人間、特に若者のデフォルトと決めつけられる風潮)は、ある意味、特に大人の側が安心するための安全装置なので、あまり重く考えなくて大丈夫ですよ。
特にこれといった理由もないのに、将来の夢が幼稚園から決まっていなくてはいけないような風潮は、そもそも歪んでいるのです。
園児にそんな判断力があるハズもないのに、何とまぁ、グロテスクなんでしょうね…。
それに、園児が自分から気まぐれで言うのを微笑ましく見守るならともかく、本気で大人側が言わせようと躍起になっている姿は、滑稽でさえあります。
高校生だって、社会経験なんかほぼ皆無なのに、なんでその状態で「一生の仕事」を決める必要があるんでしょう?
せいぜいわかるのは、「やってみたい」「良さそうな」「食いっぱぐれのなさそうな」「安定してそうな」くらいの「感覚」だけでしょうに。
ただ、それほど勉強が好きなわけでも、向いているわけでもないのに、進学校に入ってしまったのは、少々手痛いミスかもしれないです。
私もやらかして、鬱になって転校しましたし。
別に優秀じゃなくて構わないので、とにかく赤点を取らず、無難に進級し、どこかの大学にもぐりこむなり、有望そうな資格の取れる専門学校に入るなり、それも嫌ならとりあえず就職するなり、あたりを漠然と考えとくだけで、全然いいと思います。
強い意志を持って人生を切り拓く!やりたいことをやって人生充実!みたいな理想像は、大方の人にとっては絵に描いた餅です。
大抵みんな、行き当たりばったりだし、どうにもならない流れの中で浮いたり沈んだりしながら生きているものです。
だから余計、キラキラポジティブ教が幅を利かせる訳ですが。
そして、キラキラしているように「見える」人が本当に心身ともに充実しているのかは、ハタからは窺い知れないものです。
お母さんや妹さんとも、ガチバトルを年がら年中繰り広げて、極端にあなたが消耗していないのなら、それでOKだと思います。
実の親子だって、難しい年頃なんですから。
ただ、何かでもう本当に無理!と思ったら、なるべく早めにお父さんに助けを求めて下さいね。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。