来週、父親を老健施設に入居させます。
まだ本人には伝えてありません。
軽い認知症なので分かってないようですが、
もしかしたら、薄々分かっているかもしれません。
別居しているので(近くには住んでいますが)母親に介護を任せっきりです。老老介護です。
いよいよ、母親も介護の限界を感じたようで、私にヘルプを要請して来ましたが、施設入居を決めてしまいました。
優しい父親だったのに、親孝行何一つ出来ませんでした。ごめんなさい。
当日、どう言った言葉を掛ければ良いか分かりません。
130562通目の宛名のないメール
小瓶主の返事あり
お返事が届いています
名前のない小瓶
(小瓶主)
皆様の心暖まるご返事、ありがとうございます。
先日、面会に行って来ました。
父は迎えに来てくれたのだと思いこんでいました。
「もう少し、体が良くなってからね。」と納得を促しましたが、「帰ろう。」と行って聞きません。
少しでも寂しくないよう、談話室で一緒にテレビを見ていたのですが、雪が降ってきたのを見て、「事故を起こしたら大変」とのことで、私が帰るよう促されました。
今度、来るときは甘い物でも、差し入れを持ってきます。待っていてください。
本当にごめんなさい。
名前のない小瓶
私の父は今年亡くなり、コロナ禍ということもあり離れて暮らす私は最後の二年会うこともできず逝ってしまいました。
父は生前難病を患っていて、体がどんどん動かなくなって行く病気でした。母は下の世話もしていて動かなくなっていく父のお世話を懸命に頑張っていたのですが、症状が悪化するに従って父は母に老人ホームに入れてくれと頻繁に頼んでいたようですよ。
母の負担が大きすぎるから迷惑をかけて無理をさせすぎているから、と何度も母に打診していたようです。
結局最後の一年は喉の筋肉も衰えて呼吸困難になってしまい、救急車を呼んで入院してからは、病院で過ごすことになって胃ろうの手術をして酸素ボンベをして、話すこともできずに寝たきりのまま亡くなってしまいました。
自宅で完全に介護するというのは、本当に大変なことで、適切な施設に入居するのは全く責められる事ではありません。
プロの人に介護してもらう方が、老老介護よりも手厚く適切であり、適度な距離を保つことができるため、夫婦の関係も良好になると思います。
あなたのお母さんはギリギリまで頑張られて、もう無理だというところで相談してこられたのだから、本当に素晴らしい方なのでしょう。
あなたのお父さんも優しいお父さんだったとのこと。何もあなたが気に病む必要はありません。
素晴らしいご夫婦、親子だったのだと思いました。
親孝行は今からでも十分できます。それに親は子供が幸せでいてくれれば、それが一番の親孝行なのです。
私は、子供を持って初めてそれが実感としてわかりました。
子供が自分を施設に入れることで気に病んで罪悪感を感じていたのなら、ありがたいけどとても申し訳なくて逆に罪悪感を感じてしまうでしょう。
あなたが幸せになってくれること、それだけを親は望んでいます。
でもそんな私も亡父には、『生きてるうちにもっと色々してやれば良かった』という無念さでいっぱいになります。理屈ではなく感情なのですよね。
仏前に好物の日本酒や甘い物など供えてくれと郵送で送りますが、寂しい気持ちでいっぱいです。
軽い認知症とのことなら、施設にできる限り面会に行ってあげたらどうですか?まだまだできる親孝行はたくさんありますよ。
大丈夫です。ちょこちょこ施設に遊びに行って感謝の気持を伝えたり、大好きだよと伝えてみてはどうでしょうか?
かわいい子供が自分に会いに来てくれる、それが一番嬉しいことなのだと思います。
ななしさん
施設へ入ってもらうのは何も恥じることはありません。それも親孝行の一つです。
認知症の人間をみるのは本当に大変です。事故や事件がおこる前にプロにみてもらえるのはとてもいいことです。
施設に会いに行ってあげてくださいね。
介護施設職員経験者より
ななしさん
あなたに助けを求めてきたということは、お母様も大分消耗なさっているでしょうし、あなたはよく状況を見て決断されたと思います。
優しいお父様とのこと。
お母様の現状と、あなたが助けたくとも出来ない状態にあることをお話すれば、ちゃんと理解してくださると思います。
あなたが現在一人立ちして生活できていることが、ご両親に対する十分な親孝行だと思います。
実際に介護に関われなくても、施設への入居に伴う手続きなどでの援助や、時間のある時に施設を訪れること、嗜好品などを差し入れることなど、お父様の力になり喜んでもらえることは何かしらあるでしょう。
罪悪感をもたずとも、これからでも、まだまだ親孝行する時間はありますよ。
以下はまだお返事がない小瓶です。
お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。