私立中学校に通う者です。学芸員になりたいと思っています。
私は、母に原田マハさんの「ジヴェルニーの食卓」を勧められてから美術に興味を持ち始め、画家さんの一生が知りたい、何でこの絵を描いたのか、どんな人だったのか、知りたいと思っています。すごくすごく知りたくて、大好きで、図書館で画集を借りたり、難しい本を読んだりして、少しずつ美術の話を勉強しています。今は、アートテラーとにさんのポッドキャストや、山田五郎公式YouTubeオトナの教養講座を聞いたり見たりしています。
それでもまだまだ知らないことばかりです。やっぱり見てなんぼだと思うので、行けそうな展覧会や美術館を探したりしています。私は大好きな美術を仕事にしたいので、今学芸員を目指しています。
学芸員、もしくは詳しい方に質問です。学芸員になるためには、今何をすれば良いですか?コネは必要でしょうか?どこの大学に行けばいいですか?留学はどこがいいでしょうか?フランス語は今から勉強したほうがいいですか?
知ってる方がいましたら、教えてください。
名前のない小瓶
137418通目の宛名のないメール
お返事が届いています
ななしさん
他の方が書かれているように、狭き門ではあるのですが、
周りの学芸員を見ていると、
はじめは小さな美術館で勤務しながら他の美術館の公募にアンテナを張り続けて自己研鑽する→今よりも規模の大きな美術館で勤務。というステップアップをしている方が結構います。
第一志望の美術館はその年にそもそも募集がない。などザラです。機をみて、試験を受け、だんだんと憧れの美術館に近づく感じです。
私立美術館やギャラリー→市町村の美術館→県立→国立
それらをすっ飛ばして海外の美術館勤務もアリかと思います。ご自身の選択肢が拡がるのと、選考時に確実にプラスに働くので、英語ともう一言語習得されるのをおすすめします。
公立美術館の採用試験内容は、ある程度Web上に公開されている(過去の募集内容が残っている)ので、ぜひ検索してみてください。
基本的には前任者が定年退職後、募集がある感じなので、コネというよりも、実績と人格が重要になります。
コネは勤務しているうちに作品の貸し借りでたくさんできます。
美術館というハコモノは、昨今新しく作られにくくなってきているので、採用枠の取り合いになります。
どうしても学芸員として美術館で働きたい!という場合は、教育普及の担当学芸員だと募集は多いです。(やりたいこととは異なるかもしれませんが…)
ひとまず中に入ってしまって、だんだん中央を目指すルートもあります。
まずは、
好きな作家やジャンルをとことん、楽しみながら研究して、他の人にはない視点で語れるようになることを目指してみてください。
名前のない小瓶
私立中学ならば、先輩で美術系統に進んだ人は居ませんか?
もしくは、まずは先生方に尋ねてみたでしょうか?
ここではなく、美術系の予備校やその辺りにつながりのある人に尋ねることをお勧めします。
専門家の手を借りるのが一番の近道です。
私は(首都圏からは離れた)とある県の出身で、周りに数名美術系に進んだ人がいて
そのうち1人が学芸員として先日正規採用されました。
学芸員はそもそも募集の母数が少ないため、なるのはそれなりに難しいと思います。
友人は東京芸大に進学してから地元に戻って美術館に務めているようです。
その子は中3から進路を固め、美術系の予備校に通いながら独学で芸大に行きました。絵以外にも、論文、3ヶ国語(日英独)、陶芸など多方面の知識を持つ人です。(留学は独、墺)
他の子は、芸大や多摩美出身の先生に直接教わりに行ったり、
「美大で絵や美術史を専攻した上で学芸員」というルートが多そうです。
よって、お答えするなら
・まず教師、知人、美術系予備校をあたって調べる
・興味分野に必要なら言語はやっておいて損はない
・留学はしたいならしたい国に(ワーキングホリデー等も使えます)
・名のある美大なら強い
コネ等については存じませんが、
正規採用を目指すのならそれなりの難関になるはずです。
YouTube等も以前よりは充実していると思いますが、
まずはリアルで芸術系大学・専門学校レベルの知識と技術を身につけること
語学の習得は早ければ早いほどいいので、授業と両立できるなら今から始めても良いと思います。
当事者ではない者の意見ですので参考までに。
長文失礼しました。
応援しております!
ななしさん
とりあえず美術大学を目指したらいいと思います。
美大は美術史や美術の技術を研究をする学部があるので、そこに入る必要があります。
一番有名な国立の東京芸術大学は、美術学部の中の美学科、になると思います。
私は美大卒ですが、ファインアートの方なので、美学は友達から聞いた話だけですが…。
美大の大学4年の間に学芸員の資格が取れます。
また、美学の学生も意外と実技の授業が必須だったはず。絵を描いたり陶芸をやったり、基本的な美術と呼ばれるジャンルを全部経験すると思います。
確実になりたい場合は、大学院まで行く必要があるかも知れません。人脈は、大学の教授、研究室でできるのかなーと思います。留学とかは、研究内容によるかな?
美大の受験は、勉強の試験に合わせて、美学でも絵の実技試験があります。(大学にもよるかな?)
だから早めに絵の勉強を始めたらいいと思います。
また、美学は偏差値もそれなりに高かったと思います。その辺は調べてみてください。
高校生になったら、美術の予備校に行くと受験に必要な情報が入るのでいいと思います。予備校は早めに行くのがおすすめです。
あとは、論文の試験があるとか言ってたかな?
英語は必須で、第二外国語があると有利なのかも知れないです。
また学費は、美大は国公立はそんなにですが、私大はお値段はお高いです。
また、ざっくりと、学芸員になって、何をしたいのか考えた方がいいかな。好きな作家がいた方がいいと思います。絵なのか、デザインなのか、彫刻なのか、ジャンルも色々ありますね。何の研究をしたいのか、考えてみた方がいいと思います。
奥の深い職業だと思います。
頑張ってくださいね。
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お返事をしていただけると小瓶主さんはとてもうれしいと思います。