小六の頃1ヶ月くらいいじめられていました。
正確にはいじめられていた「らしい」です。
男の子数人に,
・たまに暴力を振るわれる
・理科の実験の時水をかけられる
・靴を木の上に投げられる
・外での掃除の時,サッカーボールをぶつけられる
・外での掃除の後,玄関に鍵をかけてしめだされる
等々のことをされていました。
私は昔からいじられキャラで,いつも友達二から代われます。しかし,いじられることが辛いなんてことはなく,私もそれが面白くて一緒に笑うタイプの人間です。
そのため当時の私も男の子達からされたこれらの行為を「いじり」と認識し,一緒に笑っていました。
水をかけられても「やめてよ笑」
靴を投げられても「取ってよ笑」
外に出されても「開けてよ笑」
何度か先生に聞き取り調査みたいなのされたんですが私はキョトンとして「遊んでるだけですよ??」って答えました。
中学の頃床に落ちたものを食べさせられたこともありますが,もとから衛生観念バグってて,三秒ルールを信じる質なので全く嫌じゃありませんでした。
それで高校に入ってから,友達と「小中でのいじられエピソード」みたいなの話で盛り上がって,私の番が来たので他の軽いことあげて笑いを取りつつ,後半上にあげたことも話しました。
そしたら,みんな「ひゅっ」って。
息を飲むという慣用句が表す人の仕草。表情。
空気が凍りつくという言葉が示す空気。
それを身をもって知りました。
困惑して「え?どうしたの??」って聞いたら
「…それはいじめだよ」と言われました。
「え?そうなの??先生に聞かれた時も『遊びです。』って答えたわ」と言ったら
「いや加害者がよく使う言葉やんwww」
「アホすぎない?鈍すぎない?ww」みたいな感じで
地獄みたいな空気は和んだんですが。
あの表情が忘れられません。
怖いものを見るような。やばいものを見るような。
目。
でも思い返してみても全く嫌じゃありません。
確かに世間一般的にはいじめかもしれないとは思い始めましたが,今も一切傷つかないし,あの男の子達への憎しみもわきません。
やっぱり私はおかしいんですよ。
夢があるんです。先生になるっていう夢が。
小学生の頃から変わりません。
でもたまにあるいじめの隠蔽とか加害者擁護する先生って私みたいなのがなるんじゃないかなって思います。
だってわかりませんもの。私には。
「いじめ」と「いじり」の境界線が。
聞き取りとかいっぱいしようと思いますが心配かけたくなかったり大事にしたくなかったりで大丈夫じゃないのに「大丈夫です。」みたいに言っちゃう子もいますよね。それ言われたら私は「そうなんだ〜良かった良かった〜」みたいなふうにしかなりませんよ。
だから私が先生になるのはダメかなって思います。
単純に私頭おかしいですもん。
鈍いから子供の不調とか気づけませんし,アホだから上手い対処もできないし,自分がいじめだって思わないことは,いじめじゃないって判断しそうで。
今のいじめの定義に従えば,友達がいくら「𓏸𓏸はいじめられてたんだよ」って言っても,あれはいじめじゃないんです。
逆に100人第三者がいて100人がいじめじゃないって思っても,当事者がいじめだと思えばいじめなんです。
いじめの定義,もっとわかりやすくなればいいのになっておもいます。