例えば、世の中や人のあり方について教える時。
『理想的なあり方はこうだ。こうあるべきなんだ』と教えてから『それに引き換え現実はこうだ。現実はなんてひどいんだ』と教えるのがいいのか。
あるいは『客観的に見て、現実はこのようになってます』と教えてから『しかし、理想としては、このような姿を目指すべきではあります』と教えるのがいいのか。
前者のやり方は理想を求める情熱を育む上では正しいのかもしれないが、現実との摩擦に戸惑ったり、失意の底に沈んだり、あるいは現実を無視してひたすら理想を押し通そうとする人を育てる事になりかねない。
後者のやり方だと、いくらか穏やかな調子でより良いあり方を模索していく人を育めるかもしれないが、一方で現状追認主義者や、現実の前に理想を追求することを放棄する事をよしとするような人物を育みかねない。
今よりも科学が発達していない時代に、既に『紅茶を先に入れてからミルクを注ぐべきか。あるいはミルクを先に入れてから紅茶を注ぐべきか』という問いに明確な答えを出した人物がいると聞いたことがある。
知識のある人なら、今の自分の悩みに対しても正しい答えを導けるのだろうか?
ななしさん
僕が学校に行ってた時、理想から学んだように思います。子供の本を読んでみると綺麗な事しか書いてないですね。
それは大人になってから気づいた事なんで、現実を学んだ後にそれを読むとよく分かります。
理想を知ってから、現実を知ると世の中の在り方に乖離がありますね。
子供の頃から現実を教えますと、きっと不安しかないと思いますし、それを子供が理解できるとはやっぱ思えませんね。
主さんも考えた事あるかもですが、やっぱ現実に考えると、こうやって苦しい毎日は何故なんだろうそう考えますと、苦しいのは当たり前じゃん。だって苦しい生き方してるんだからってなりそうですね。
アニメや映画は理想ですからだから見ると落ち着いたりするのも頷けます。正しい答えはないんでしょうけど、生きる事はみんな一緒ですね。導くのは他人ではなく、自分だと思います。