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ちょっと空想したことをメモします。哲学的なものに興味のあるかたは好きかもです。この世にあるありとあらゆる物の「同一性」に関する観察をしてみました。

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今日はだいぶ、涼しいお天気でしたね。
みなさん、いかがお過ごしでしょうか。

ちょっと哲学的な空想をしてみたのでそのメモを残しておきます。興味のあるかたは好きかも。いわゆる「同一性」という概念についてのお話です。

さてさてでは議論(空想)を開始してみます。

ここで言う「同一性」とは、単純に物事の同一性ということを意味するとします。物事とは、リンゴでも良いですし、お月さまでも良いですし、はたまた明日、観に行く映画のことでも良いです。ざっくり言うと、この世に存在するありとあらゆる物や事実や事態のこと、と考えて見ましょう。

そしてその物事の同一性というのは如何なる概念か。
それは「このリンゴがリンゴである」ということですね? 単純に「1=1」ということです。若干、当たり前すぎますね。おそろしく当たり前ですね。同一性とは論理的に最も単純な言葉(概念)であり、私たち人にとっての基本的な思考力でしょう。



しかしここで問題です。



ではこの同一性という当たり前の言葉が一体全体、何故、私たちの心に成り立つのか?って、これをうまく説明することはできるでしょうか。「1=1」が何故、成立するのか、みなさんは答えられますか?

そんなの当たり前だよ!バカにしてるのか!
「1=1」が成り立つって幼稚園児でもわかることだよ!

そりゃそうですね。

でもここで私が言いたいのは、何故に1が1とわかるのか、ということであり、このリンゴはリンゴであると何故にわかるのでしょうか、ということです。
考えるだけ不思議な事実が成立してると思えませんか? 何故、同一性はこんなにも当たり前なのか。そして何故、こんなにも私たちにとってそれが当たり前だと知っているのか。

この世で一番まともな思考回路で出来ている数学の世界でも、同一性はこの世の基本原理として"説明なしに"、無前提に定義されています。公理という奴です。当たり前です。同一性は証明する必要もないくらいバカバカしく当たり前なのですから。

でも一歩、引いてみるとどうでしょう。逆に言えば同一性が正しい理由って説明不可能である、と数学者たちが宣言しているのに等しいと思いませんか。私も同一性は説明不可能だと考えます。



それで今日の哲学的な空想が始まります。


そもそも私たちの見ているあらゆる物事や事実って、本当に厳密に論理的な同一性は、成立してるのでしょうか? 説明不可能だけど、それ故に同一性は何にも証明されていないのです。

たとえばお月さまが夜空に出ているのを想像してみて下さい。夜空のお月さまは見上げると、まるで静かに止まっているように見えますよね。まるでプカりと浮かんでいるように見えます。その意味ではお月さまは変わらずに「同一」ですよね。
でも本当はそんなことはなくて、時間と共に変化して、お月さまは自然と動いていきます。知らないうちに。だって地球の回りをぐるぐる回っているのだもの。

そしてお月さまは動いてもいるし、またお月さま自体もそれを構成している原子や分子なんかは、微妙に動いています。お月さまは何も変化していないように見えて、実はしっかり時間と共に運動しているし、変化しています。

リンゴだってそうですよね。
今日のリンゴと明日のリンゴは限りなく同一かもしれない。でも1ヶ月後、半年先のリンゴはまったく同一だと言えますか? 保存方法によりますが、だんだん腐っていくのではないでしょうか。冷凍保存したとしても、微妙に劣化しているのは物理的な事実です。

「私」や「あなた」もそうですよね。
肉体も心もみんな時間と共に変化していて、1年前の「私」と今日の「私」は完璧に同一ではありません。

そう考えてみますと、この世に成立する同一性って、みんな時間と共に変化する世の中において、成り立っているほうがとてもとても珍しいんですね。本来、同一性というものは当たり前ではないんです。みんな変化しています。一瞬一瞬みんな、電子も原子も分子も、みんなみんな。何かしら動いていて、時間の自由度があります。

「1=1」だって、絶対的な真理でしょうか?
これは生きている人間にとって、正しいのであって、いなくなってしまった人間には、正しいもクソも判断のしようがない。となると、人間(知的生命)がいるから仮に成立してる正しさであると言えます。だから「1=1」が絶対的な正しさであると言うのは、そりゃそうなのですが、その正しさを認識する誰か?がいないと成り立たないわけです。

結論。
何が結局、言いたいのか。
哲学的には「同一性」は厳密には成立していません。
すべての物事に時間が流れるから。

「同一性」とは時間の流れに逆らってそれを認識する人間の心が見ている「何か」です。その「何か」は私たち人間に対して、同一性があると認識させています。私たちが日常で使用する言葉も、同一性がなければ、何も意味がないですよね?

たとえば
「昨日、学校で友達からからかわれた。悲しい。」
という気持ちも、

昨日という過去の事態の同一性があると私たちが信じていて、かつ学校という空間的な場の同一性があると信じていて、誰それという友達の同一性があって、からかわれて悲しという心の気持ちの同一性があることを、私たちが信じているから、その言葉も意味も存在します。

でも本当は、すべては連続的に瞬間的に変化を繰り返していて、何一つとして同一なものはない。常に流れる時間が世界にはあるから。でも同一性という信念を私たち人間が持っているから、その心の眼鏡で世界を見ると、たちまち世界は同一性のあるもので埋め尽くされてしまいます。本当は同一性なんて幻にすぎないのに……。

物は物として、心は心として、世界は世界として、
まるで存在するかのように見えてしまいます。

実際、世界は存在しますよ?
でも世界の存在を成り立たせている同一性という奴は、結局のところ、説明不可能で無前提で永遠に無定義なわけです。みんな夢や幻を見ているようなものです。

同一性というそんな曖昧な概念に支えられて、この世界が"かろうじて"存在していることに、貴方様が「気づく」「さとる」「感じとる」だけでも、随分と苦しい人生が生きやすくなると思いませんか?

目の前にある存在は、常に変化しています。
貴方様の心も変化する世界にあわせて、
ちゃんと時間と一緒に変化していかないと、
心が苦しくなってしまいますよ。

つらいことはいったん受け止めたら、
いつか手放す日が来ることを忘れないでください。
そしてうまくつらいことを手放す力を手に入れるのが、
この世界で貴方様の学ぶべき一つの知恵なのです。

そのことを決して忘れないでいてください。

今日はそんなお話をしてみました。
長文駄文、失礼いたしました。

ではでは。
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