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わしの”ネタ”から…未完成品、いあ、エターなった吸血鬼系のをだしていこう ~吸血鬼の宴~

カテゴリ
有馬定春

霧月レオン

ジアン・リーブス

アヴェイユ・ファストリア

時津 彩

時津 繭

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定春
アヴェイユにパーティを開くから、来てほしいといわれ、わたしは日本をでた。日本から一人で出るのは初めてだったから、少々手間取ったが、なんとかたどり着くことができた。まぁ、彼女は飛行場で待ってくれていたわけだが、彼女に連れられてきた先は小さな村だったが、小さな村に似合わず、向かった先にあったのは大きな屋敷だった。

アヴェイユ「ここがそうだよ、定春」

定春「ここが君の家なのか?」

アヴェイユ「家というよりは、別荘かな」

定春
私はとりあえず、さらりと辺りを見渡してみる。テーブルを前にして、椅子に座り、酒を飲んでいる男。そこから少し離れたところにいるスキンヘッドで大柄な男は、特に何をするわけでもなく椅子に座っている。そして、あれは、日本の吸血鬼か?黒い髪をしたセミロングの少女二人の姿も見えた。

定春「あの男が飲んでいるのは、ワインかなにかなのか?」

アヴェイユ「血で作ったワインだね」

定春「そうか、あとでもらえるか?」

アヴェイユ「もちろん、いいよ」

定春「思ったよりも少ないんだな、もっと沢山いるのかと思っていた」

アヴェイユ「ふふ、まぁ、他にも確かに居るんだけれど、ね」

定春「来なかったのか?」

アヴェイユ「来なかったというよりは、呼んでないだけだよ」

定春「そう、か。なぜだ?」

アヴェイユ「定春に紹介するのは、わたしと直接関係があるのだけでいいと思ったから」

定春「なるほど、まぁ、あまり多くても覚えるのが面倒か」

アヴェイユ「なにかを覚えるのは得意になってるはずだけれど?」

定春「まぁ、そうなんだがな・・・」

アヴェイユ「定春と同じ、日本の吸血鬼もいるよ、ほらあの娘達とか」

定春「ああ、やっぱり日本なのか、あの娘達も君が吸血鬼に?」

アヴェイユ「あの娘達は吸われて吸血鬼になったんじゃないよ」

定春「そうなのか?」

アヴェイユ「父親が吸血鬼で、母親は人間だったのだけれど、、二人とも人間に、ね」

定春「ふむ・・・」

アヴェイユ「偶々あの娘達だけ、わたしが助けられたから、その後は色々と教えてあげてたんだけれど」

定春「なにか問題があるのか?」

アヴェイユ「血を吸う相手、殺しちゃうんだ」

定春「それはまた、ちゃんとした吸血鬼だな」

アヴェイユ「ハンターに狙われないといいのだけれど、ね」

定春「確かにな。じゃ、あの二人は性行為で生まれて遺伝したということか?」

アヴェイユ「そうだよ」

定春「ふむ、やはり吸血鬼の子供は吸血鬼になるのか・・・」

アヴェイユ「ならないこともあるよ」

定春「そうなのか?」

アヴェイユ「本当に少ないけれどね」

定春「ふむ・・・」

アヴェイユ「気になるなら、ほかの子達と話してみたら?」

定春「まぁ、折角だからそうするか」


定春「ちょっと、話がしたいんだが、いいかな?」

リーブス「お、あんたが、新しく仲間になったって奴か、俺はジアン・リーブスっていうんだ、よろしくな」

定春「有馬定春だ、よろしく」

リーブス「あんた日本か?」

定春「ああ、そうだ」

リーブス「そか、まぁそうだよな、これで言葉通じてるし。じゃあ、これで3人目だな。あそこの二人も日本だからな」

定春「さっきアヴェイユから聞いたよ」

リーブス「そっか、それにしても日本はいいな」

定春「そうか?来たことがあるのか?」

リーブス「何度かな、ラーメンがうまい」

定春「ラーメン、、か、珍しいな、血以外を好むなんて、あ、いや、まぁ、同じのに会ったのは今日が初めてだから、よくわからんけど」

リーブス「まぁ、食う必要が無いだけで、食うやつは食うさ、俺みたいに」

定春「吸血鬼それぞれってことか」

リーブス「そうそう、それぞれって奴だ」

定春「しかし、あれだな・・・。日本語がうまいな」

リーブス「あ~、まぁ、色んな国に行ってるからな~」

定春「そう、なのか・・・。わたしは、初めて国をでたよ」

リーブス「ま、それも吸血鬼それぞれって奴だな」

定春「いろんな国に行ってるのは、趣味かなにかかい?」

リーブス「いやそれもあるが、主に仕事だな」

定春「仕事、か・・・」

リーブス「あんたは、仕事してないのか?」

定春「あ、ああ・・・無職だよ」

リーブス「ま、生きてるんだからいいやな。でもずっと寝てるわけじゃないだろ?」

定春「まぁ、いまは画家みたいなことをしてるな」

リーブス「な?なんかしてるだろ」

定春「まぁ、なぁ、しかし、人間だった頃からだからなぁ」

リーブス「ま、あまり気にするなよ。合う合わないってのはあるさ」

定春「そういってもらえると、ありがたいよ」

リーブス「で、あそこの姉妹なんだが・・・。姉のほうは、まぁ、いいんだが、妹のほうは意外と良い趣味してるからな」

定春「そうなのか?まぁ、獲物を殺してしまうというのは、聞いたが・・・」

リーブス「・・・面倒なことにならないといいんだが、まぁ、話してみるといいさ」


定春「あ~、ちょっといいかな」

彩「あ!あんたね、新しい仲間って」

繭「・・・」

定春「ああ、有馬定春だ、よろしく」

彩「時津彩よ、よろしくね。で、こっちが、妹の・・・」

繭「繭」

定春「同じ日本生まれ同士だから、なんか親近感が沸くよ」

彩「国ねぇ、あまり気にしたこと無いわね」



定春「にしても、妹さんはあまりしゃべらないんだな」

彩「繭は、大人しそうに見えるけど、怒らせると怖いわよ?」

定春「そうらしいな」

繭「・・・アヴェイユの事、好き?」

定春「お、なんだ、いきなり」

彩「リーブスもレオンも、アヴェイユが吸血鬼にしたけど、恋愛感情は無いのよ。あんたはありそうね」

定春「あ、いや、わかるのか?」

彩「女の感よ、ね、繭」

繭「・・・うん」

彩「あんた、吸血鬼になって何年よ?」

定春「100年は行ってない、な」

彩「それじゃ、対して強くないでしょ?」

定春「どうなのかな、比べたことが無いからわからないな」

繭「・・・アヴェイユ、すごく強いと思う」

定春「何年吸血鬼やってるのか、わからないくらいだろうからな・・・」

彩「強くならないと駄目だめね」

定春「強く?」

彩「そ、少なくとも、認められるくらいには強くならないと」

定春「ぬぅ・・・」

繭「それより、聞きたいことがありそう」

彩「そうね、折角だから、聞いたげるわよ」

定春「それじゃあ聞くが・・・アヴェイユから聞いたが、なぜ人を殺す?そんなことをしたら足が着いてしまうかもしれないじゃないか」

彩「生かしておいても、記憶の改ざんまではできないから、同じことだと思うけど?」

定春「それも一理あるが、命に別状が無いというなら人間もそこまで本気にならんと思うのだ」

彩「本気に、なってくれるほうがいいんだけどね」

定春「ん?」

繭「・・・そうすれば、ハンターを殺せる、から」

定春「親の敵打ちか?君達はそれでいいかもしれないが、また人外狩りがおきたらどうするんだ?」

彩「大丈夫よ、もしそうなっても、みんなに迷惑はかけないわ」



定春
そういって彼女達はわたしから離れていったが、破滅的思考をもっているようだ。それにしても、人間に殺されたことを考えるに、彼女達の父親はそこまで強い部類の吸血鬼ではなかったのだろう。

アヴェイユ「レオン、もう、長い間 血を飲んでないよね・・・?」

レオン「・・・ああ」

定春 わたしはアヴェイユを探し出すとそこへと向かった。彼女は一人の大きな男と話をしていた。

アヴェイユ「これだけでも、食べたら」

レオン「・・・・・・」

アヴェイユ「少しくらい飲んだり食べたりしないと、子供が大人になる前に、レオンが死んじゃうよ?」

レオン「・・・一つ、もらおうか」

アヴェイユ「うん・・・定春も食べてみれば?」

定春「これが、ブラッドフルーツか、どれ・・・」

アヴェイユ「ふふ、どう?」

定春「・・・非常に水っぽい・・・でもまぁ、喉の渇きは、、多少は、和らぐかな」

レオン「・・・・・・」

定春「えっと、彼は・・・」

アヴェイユ「レオンだよ。・・・で、彼が新しく仲間になった定春」

定春「よろしくたのむ」

レオン「・・・ああ」

定春「・・・・・・」

レオン「・・・・・・」

定春「無口、なんだな・・・」

アヴェイユ「ふふ、そうだね、レオンはあまりしゃべるのは好きじゃないみたい」

定春「さっき言ってたが、長い間血を飲んでないみたいだな、なんでだ?」

アヴェイユ「あなたのこと、話してもいい?」

レオン「・・・好きにしろ」




アヴェイユ「彼、娘がいるんだよ、それから血を飲まなくなっちゃった」







アヴェイユ「それじゃ、レオンまたね」

レオン「ああ」




















アヴェイユ「髪の長いほうの目は、水色だった?」

定春「いや、そこまではみてないな・・・」

アヴェイユ「そう・・・。でも、もしそうなら、その二人、ハンターの中でも一番厄介な相手だよ」

定春「そう、か」

アヴェイユ「でも、一番わたし達寄り、でもあるんだけれどね」

定春「というと?」

アヴェイユ「その二人がもし、わたしの知ってるハンターなら、髪の長いほうが絶影で、短いほうがアレスって言うんだけど、絶対にわたし達を殺さないんだよね」

定春「殺さない?」

アヴェイユ「うん、殺さないんだよ」

定春「ハンターといえば、殺す以外考えられないんだがな」

アヴェイユ「そう思うよね、だから、あの二人は組織に属してないんだ」

定春「他のハンターは組織立って動いているのか」

アヴェイユ「純粋な人間のハンターはもう殆ど居ないけど、ね」

定春「それは、前にも聞いたが・・・」

アヴェイユ「わたしの知っていることは、教えたと思うけれど?」

定春「いや、大事なことは、微妙な感じだ、ちゃんと聞いておきたい」

アヴェイユ「ふ~ん、でも、基本的なことはちゃんと伝わったみたいだね」

定春「うーん、吸血鬼の初歩的なこと、くらいだな」

アヴェイユ「アレ、個体差があるし、やっぱりちゃんと時間をかけて教えないと駄目みたいだね」

定春「吸血鬼の生き方や生態、とかは確かに頭に入ったんだが、君が知っていることすべて、ではないからな」

アヴェイユ「そう、じゃあ、人外だけがわたし達を殺せることとかは頭に入ってる?」

定春「ああ、それは入ってるな」

アヴェイユ「知らないことはなに?教えてあげるよ」

定春「ハンターについてだな、やはり敵になるということだし」

アヴェイユ「組織立って動いてるのは、殆どいないけれど、、まったく無いわけじゃないわ」

定春「ふむ」

アヴェイユ「人間ではわたし達は絶対に殺せない。だから、人外か人外の血を引いた誰かを使う必要があるんだ」

定春「しかし、そうなると相当数が少なくなるのでは?」

アヴェイユ「そうだね、昔に狩り尽くされちゃったから」

定春「だが、人間に味方したのもいる、と」

アヴェイユ「そうしないと殺されちゃうから」

定春「それは矛盾していないか?人外は人では殺せないのだろ?」

アヴェイユ「わたし、みたいなのなら、ね」

定春「なら・・・」

アヴェイユ「でも、血をのまないと死んじゃうんだよね」

定春「・・・ん?つまりあれか、永遠に閉じ込められたりしたら・・・」

アヴェイユ「死ぬね」

定春「そ、そうか」

アヴェイユ「それでも、そうとう変なことしない限りは捕まらないと思うけれど、ね」

定春「わたしも、捕まってないからな」

アヴェイユ
「わたしみたいに最初から吸血鬼とか、そんなのが人の側についていることはないから、いいのだけれど、それでも、人外の血を引いてるのにやられちゃうと、力が削がれちゃうんだ」

定春「そこを人間に狙われたら捕まってしまうと、いうことか」

アヴェイユ「うん」

定春「わたしが狙っている少女を護っている二人は、人間側には完全についているわけではないが、人間の味方をしているのだよな」

アヴェイユ「そ、人間になるべくかかわらないように、かかわっても、問題になることは起こさないようにって感じかな」

定春「うーん、なぜそんなことをしているのか・・・。」

アヴェイユ「人間が本気になると少し面倒なんだよね。それに、世界で独りぼっちになっちゃたらとか、あるのかもね」

定春「確かに、執念深いからな、人間は。それにしても、独りぼっち、か」

アヴェイユ「だから、仲間意識とまではいかないけれど、お互いに思うところはあるんだとおもう」

定春「その、絶影とアレスといったか、君と同じでやっぱり初めから人ではなかったのか?」

アヴェイユ「うん、絶影のほうは鬼の祖で、アレスの方は人狼の祖に近いかな」

定春「人狼、、つまりは狼人間か、それはなんとなくわかるが、鬼とはなんだ?角なんてあったかな・・・」

アヴェイユ「角が生えたのは、鬼じゃなくて、羅刹っていう別の種なんだけれどね、混同されてるみたいだね」

定春「鬼と羅刹、か、別の生き物だったのか、どちらにせよ、厄介な相手なんだろう」

アヴェイユ「その二人に護られているなら、手を出さないほうがいいと思うけれどね」

定春「・・・・・・」

アヴェイユ「それでも、欲しい?」

定春「欲しい、が、しばらくは様子を見てみるつもりだ」

アヴェイユ「お互い、殺されなければ永遠だから、、多分、無理だと思うな」

定春「・・・若いままの美しいままの彼女が欲しい」

アヴェイユ「ふふ、それなら、無理やりでも奪ってみたら?」

定春「おいおい、かなり厄介だとさっき言ったじゃないか」

アヴェイユ「でも、絶対に殺されないよ」

定春「が、とても痛い目にはあう、と」

アヴェイユ「ふふふ、そうだね」

定春「君は、結構意地が悪いな」

アヴェイユ「どういたしまして・・・。あと、組織立って動いてるほうだけれど、人間より少し強い、くらいのばっかりになってるんだ」

定春「そこまで脅威ではないと?」

アヴェイユ「うん、でもね、一人だけ・・・」

定春「一人だけ?」

アヴェイユ「・・・突然変異っていったら、いいのかどうかわからないのだけれど、人間なのにとても強い人がいるから」

定春「人間なら寿命まで待てばいい」

アヴェイユ「ふふ、そうだね、けど、興味はあるかな」

定春「妬けるな」

アヴェイユ「本当に強かったもの、吸血鬼にしたらどうなるのか、考えちゃった」

定春「敵になったらどうする」

アヴェイユ「そのときは、そのとき、かな」

定春「しかし、まぁ、人間ならどんなに強くとも、殺されることは無いか・・・」

アヴェイユ「それがどうも、そうでもないんだよね・・・」

定春「ん?」

アヴェイユ
「大きな剣を使ってるんだけれど、それが少し厄介で・・・。私なら、それが直接の原因で死ぬことは無いけど、それでも力は暫く削がれちゃうんだ・・・。数百年単位で、ね」

定春「それは、厄介だな・・・」

アヴェイユ「どうせ誰にも使えないと、思ってたのだけれど、ね」



定春
そんな話をしていると、裸にされた男と女が幾人か運ばれてきた、空ろな目をしており、すでに催眠状態のようだ。

アヴェイユ「みんな吸血鬼だからね、おもてなし、だよ」

定春「なるほど」

アヴェイユ「殺してもいいよ」

定春「お?」

アヴェイユ「人買いから買ってきた人たちだから、足は着かないもの」

定春「さらりと怖いことをいうな、まぁ、それならそれでいいが、不幸な人間だな」

アヴェイユ「定春の言葉を借りれば、世界は不平等でできている、からかな」

定春「吸血鬼同士で血を吸いあえれば、いいのになぁ」

アヴェイユ「そうだね、でも無理だもの」

定春「死人の血も、駄目だしな」

アヴェイユ「人間にしてみれば、腐ったものを食べてるのと同じだものね」

定春「同じ吸血鬼の血を飲んだら強くなる~とか、最初はあるのかと思ってたよ」

アヴェイユ「・・・・・・」

定春「うーん、白人、アジア、日本、人種も色々いるし、年も色々いるが、男の一物はみたくもないな」

アヴェイユ「ふふ、下着くらいつけたほうが良かった?」

定春
「個人的にはな・・・。まぁ、なんでもいいか。さっきブラッドフルーツを食べたが、あれは、ほんとにフルーツだな、さっぱりしすぎてる上に、喉の渇きがあまり収まらない、これはありがたいご馳走だよ」

アヴェイユ「ゆっくり選んでいいからね、このパーティーはあなたの為だから」

定春「ああ、わかった、ありがとう」







定春「・・・欲しいなら力づくでも、か・・・」


PS
飛び飛びではあるが…これはまだ、中身がある方である。
リーヴス?あぁ、うん…キアヌである。が、性格はそこそこ違っている、と思う。

ブラッドフルーツはゲームシムズの吸血鬼の食べ物からパクった。
血のかわりになるのであるが…このゲーム冷蔵庫に血清とか血清(オレンジ味)みたいなのが入っているので基本、眷属を作りたい(寿命で死なせたくない、または年を取らせたくない)のがいた場合や生涯の夢に眷属をOO人つくる、みたいなのを達成させようとか悪い吸血鬼になりたいとかでなければ、直接吸う必要がない…

吸血鬼物は大好きなのだが…インタビューウィズバンパイアの影響が強いと自分で認。

他のネタでも、指輪物語的な物もあるのだが…影響を受けたからかなのか、自分で考えた”鬼”の仲間だからなのか定かではないが…
海外のオークやゴブリンなどのモンスターの設定は、自分のと酷似しており…嬉しくなった。

とりま、しばしの間…吸血鬼のエターなったのを、ポイポイ投げていこうと思う。
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